仔馬とテディベアの友情物語
生まれてすぐに母馬から捨てられてしまった仔馬「Breeze」ちゃん。そんなBreezeが出会ったのがテディベアの「Buttons」だったのです。
一人ぼっちのBreeze
ある日、イギリスの自然公園で生後数時間程の生まれたばかりの仔馬が捨てられているのが見つかりました。
それが仔馬のBreezeです。
生まれてすぐに母馬から捨てられてしまったBreezeは母を知らないまま…
Breezeを保護した人たちはそんなBreezeのためにテディベアのButtonsを厩舎置いてあげることに。
最初は端っこにいるButtons。Breezeちゃんはちょっと警戒中?
「はじっこになんかおるんやけど…」
「だれだおまえ(フガフガ クンカクンカ」
「………」
( ˘ω˘ ) スヤァ…
ぐおおおおおおおお
カワイイ…あまりにカワイイではないか!カワイイは正義。カワイイは世界を救う。
なんかね。だんだんね。テディベアのButtonsくんも母性が芽生えちゃってるっぽいんですよ。
すやすや眠るBreezeちゃんを見守るこのButtonsの聖母のような慈愛に満ちた瞳…
優しく受け止めるふわふわのボディ…
保護施設の所長のSyra Bowdenさんによれば「仔馬がぬいぐるみに愛情を抱くことは、少しも珍しいことではありません」とのこと。となればぬいぐるみが仔馬に愛情を抱くことだって全く不思議ではないのである。
しかし。
こんなにも仲良しだったのにも関わらず、成長とともにBreezeはだんだんとButtonsに寄り付かなくなっていくのです。
めっちゃ寂しい…でも成長ってそういうものなんですよね。Breezeは大人になったんだよ。喜ぶべきことじゃないか。
グスン
親友との再会
そして3年の月日が流れました。
母馬に捨てられてしまい、一時はどうなるかと思ったBreezeは立派な馬に成長。 成長したBreezeは久しぶりに親友のテディベアButtonsとの再会を果たします。
盛んにButtonsの匂いを嗅ぐBreeze。
「あれ?お前…(フガフガ クンカクンカ」
「お前は昔とちっとも変わんねぇな」
匂いを嗅いでかつての親友を認識したBreezeは嬉しそうにButtonsに寄り添って、仔馬だった頃のように午後いっぱいのお昼寝を楽しんだんだとか。
友達はButtons一人だったBreezeも、現在では仲間の馬たちと一緒に広々とした大地を駆け回っているそうです。ハッピーエンド最高だぜ!
ナリタブライアンちゃんも実は「お気に入りのぬいぐるみを抱かないと眠れない」なんて噂がありますけども、ぬいぐるみとはそんな風にウマ娘の心も仔馬ちゃんの心も人の心もあったかく癒やしてくれる素敵なものなのですな。
ええ話や・・・!