グラスワンダーとマルゼンスキーのサイドストーリーが公開
アニメ版 第21回「ぱかラジッ!~ウマ娘広報部~」が配信され、アニメ第8Rのサイドストーリー「未来」が公開となりました!
サイドストーリー部分を文字に起こしてみました!(画像はイメージです)
ぱかラジッ!
【アニメサイドストーリー第8R配信開始!】
ぱかラジッ!にてサイドストーリー第8Rが配信開始!
レースを目前に控えたある日、マルゼンスキーに誘われたグラスワンダー。 勝利への焦りを見せるグラスワンダーにマルゼンスキーがかけた言葉は…
ぜひお聴きくださいね♪https://t.co/Ou3KdCpP7q #ウマ娘 pic.twitter.com/l5PDdNAmLH— ウマ娘プロジェクト公式アカウント (@uma_musu) 2018年8月24日
サイドストーリー第1~7R
既に配信されたサイドストーリーの内容&動画はこちら!
各話タイトルをクリックすると文字起こし記事に飛びます。文字でも楽しみたい方は是非チェックしてみてください!
◆第1R「走りたいように!」
サイレンススズカが<スピカ>に入る少し前のお話。 勝つ使命を受けた<リギル>のトレーナー、東条ハナ。 自由に走りたいと思うサイレンススズカ。 二人の出した答えとは…
◆第2R「目指せ!デビュー!」
デビューを目指すウオッカとダイワスカーレット。 デビューに向けて二人はトレーナーにアピールする作戦を行うのだが…
◆第3R「ふたつの星」
トウカイテイオーが<スピカ>に入る前のお話。 シンボリルドルフのことが大好きなトウカイテイオーは なぜ<スピカ>に入ることを決断したのか…
◆第4R「わたしのレース!」
デビュー戦に向けてハルウララが高知で奮闘中!
果たしてレースの結果は…
◆第5R「ダービーに出るということ」
日本ダービーという大舞台に向けウマ娘たちが猛特訓!
彼女たちがダービーに込めた想いとは…
◆第6R「これからも」
チーム<スピカ>所属に悩むメジロマックイーン。
秋のトゥインクル・シリーズ大感謝祭で占いをすることに。
果たして占いの結果は…
◆第7R「メッセージ」
今回はサイレンススズカのお見舞いに、たくさんのウマ娘たちが登場!
ギプスに書かれたたくさんのメッセージにはこんなエピソードがあった…
第8Rサイドストーリー「未来」
タッタッタッタッタ…(芝を走る音)
グラスワンダー「はぁ…はぁ…」
おハナさん「グラス」
グラスワンダー「トレーナーさん」
おハナさん「有馬記念まで一週間を切っている。体を休めることもトレーニングのうちだ」
グラスワンダー「わかっています」
おハナさん「わかっているなら今日はあがるんだ。…大丈夫だ。今のお前は毎日王冠の時のお前ではない」
グラスワンダー「はい…お疲れ様でした」
マルゼンスキー「あの子、大丈夫ですか?」
おハナさん「マルゼンか」
マルゼンスキー「少し気負っているように見えますね」
おハナさん「焦り、だろうな」
マルゼンスキー「焦り?」
おハナさん「秋に復帰してからグラスはまだ勝てていない。アルゼンチン共和国杯も届かなかった。それに、怪我を克服した自分がいい成績を上げることがスズカへの良い見舞いになると考えているんだろう」
マルゼンスキー「すごいおハナさん!グラスのこと、良く見てるんですねっ?」
おハナさん「…フッ、長い付き合いだからな。それより、お前は大丈夫なのか?年が明けたら、すぐにドリームトロフィーなんだぞ。…マルゼン、聞いているのか?」
マルゼンスキー「おハナさん、私、今日はあがらせてもらいますねー!」
おハナさん「お、おい!マルゼン!マルゼン!」
タッタッタッタッタ…(走り去るマルゼンスキー)
おハナさん「全く…また癖が出たか」
第8R「未来」
ブーーーーン(スーパーカーの音)
男1「うおっ!すっげー!スーパーカー!」
男2「カッコイイー!誰が乗ってるんだろう?」
ガチャッ(スーパーカーの扉が開く)
マルゼンスキー「着いたわよ」
男1・2『ウマ娘っ!!?』
グラスワンダー「マルゼンスキーさん!目立ちすぎですよー!」
マルゼンスキー「走ってくるよりは早いでしょ?はい」
グラスワンダー「あ、ありがとうございます。それより、いきなり街へ行こうだなんて、何かあるんでしょうか?」
マルゼンスキー「いいからいいから!」
グラスワンダー「いいって、その…」
人間「すっげー美人」
人間「すっごーい」
人間「あの子見たことあるかも」
グラスワンダー「と、とにかくここを離れましょう」
マルゼンスキー「どうして?ハァーイ!みんなー!」
人々『きゃーーーー』
マルゼンスキー「ふふふっ、元気ー?」
グラスワンダー「マルゼンスキーさん!動いてくださいよー!うーーーんっ」
(場面変わる)
グラスワンダー「…ここは?」
マルゼンスキー「あら、知らないの?ここは、プールバーっていうのよ」
グラスワンダー「ここ…オトナのお店ですよね?私、未成年ですから、その…」
マルゼンスキー「ふふふっ、大丈夫!このお店は未成年もお子様もオッケーのお店よ。それより、はい!」
グラスワンダー「え?あの…これは?」
マルゼンスキー「キューよ。これで玉を突いて、あの穴に入れるの。わかる?」
グラスワンダー「ビリヤードはわかりますけど…あの、どうして私をビリヤードに?」
マルゼンスキー「遊ぼうと思っただけよ」
グラスワンダー「遊ぶ?」
グラスワンダー「ええ。落ち込んでる子を見ると、つい世話を焼きたくなっちゃうの!ほら、先に突かせてあげるわ!頑張ってー!」
グラスワンダー「…」
マルゼンスキー「どうしちゃったのー?私が先に行こうか?」
カタッ(キューを置く音)
グラスワンダー私はこんなところで遊んでいる暇なんてないんです。今はトレーニングを…」
マルゼンスキー「隠れてでもトレーニングをするの?」
グラスワンダー「…もしかして、見ていらっしゃったんですか?」
マルゼンスキー「ううん、女の勘よ」
グラスワンダー「…私も、休んだほうがいいって、頭ではわかっています。でも、焦ってしまうんです。復帰戦の毎日王冠もスズカさんには届きませんでした。もしかしたら、私はもう先頭でゴールに飛び込むことが出来ないのかもしれない、って思うと」
マルゼンスキー「他にはないの?」
グラスワンダー「え?」
マルゼンスキー「言いたいこと。他にもあるんじゃない?」
グラスワンダー「…スズカさんが入院されて。私、より“勝ちたい”っていう欲が出てきたんです。スズカさんは来年には復帰したいと仰っていました。その時までには私も強い姿を見せたいんです。怪我をしたからって、決して未来は閉ざされないということを証明したい…!」
マルゼンスキー「…おハナさんの言ったとおりねー(小声)」
グラスワンダー「トレーナーさん?」
マルゼンスキー「ううん、なんでもないの!それで、他に言いたいことはないの?」
グラスワンダー「ええっ!?」
マルゼンスキー「一人で考えいても何も始まらないわよ。あなたには沢山のチームの仲間や、ライバルもいるでしょ。ぶつかり合ってからわかることも多いわ」
グラスワンダー「ぶつかり、合う…」
マルゼンスキー「そうよ。あなたはそれが出来る。だから見てられないのよ。控えめな女も可愛いけど、いい女は…攻めないと!」
(キューで玉を突くと、ポケットに入りブレイク)
マルゼンスキー「やったー!ブレイク!ねぇ見てた?……ん?」
グラスワンダー「次は、私がブレイクしますね!“いい女は攻める”…ふふっ、気に入りました!」
(突かれた玉が勢いよくポケットに入る)
グラスワンダー「マルゼンスキーさん、アドバイスありがとうございました」
マルゼンスキー「次は負けないからっ!」
グラスワンダー「ふふふっ」
マルゼンスキー「ふふっ。ねぇ、今日は私と外でご飯食べない?寮長には私が話しておいてあげるから!
グラスワンダー「ええ、喜んで!」
マルゼンスキー「やったぁ!」
セイウンスカイ「あれ?グラスちゃん?」
スペシャルウィーク「マ、マルゼンスキーさん!?」
グラスワンダー「まぁ」
マルゼンスキーこんばんは!スペシャルウィークと、セイウンスカイね」
スペシャルウィーク「あ!はい!あのっ、どぐうですね!」
セイウンスカイ「奇遇でしょ?」
スペシャルウィーク「う゛~~~~!先輩の前で間違いを~~!恥ずかしいぃ~!!」
セイウンスカイ「グラスちゃんは、マルゼンスキーさんと何してたの?」
グラスワンダー「遊んでいたんです」
スペシャルウィーク「ええーーー!?」
グラスワンダー「お二人も、これから遊びに行くんですか?」
セイウンスカイ「ううん、今からスズカさんのお見舞いに行こうと思って」
グラスワンダー「まぁ!スズカさんの?今から?」
スペシャルウィーク「グラスちゃんも行く?」
グラスワンダー「あ、えっと…」
マルゼンスキー「いいじゃない!行ってきなさい!グラス!」
グラスワンダー「えっ、でも…」
マルゼンスキー「友達は、大切にしないとねっ?さぁ、2人もよろしくね。はい!」
スペシャルウィーク「あ、あの!マルゼンスキーさんも一緒にどうですか?」
マルゼンスキー「誘ってくれてありがとう。でも今日は3人に譲ることにするわ。私もまた行くって、スズカに伝えておいてね」
スペシャルウィーク「はいっ!」
セイウンスカイ「それじゃあ」
グラスワンダー「今日はありがとうございました!」
(スズカの病院へ向かって行く3人)
グラスワンダー「早く行かないと、面会時間終わっちゃいますね」
セイウンスカイ「あー、そっか!じゃあのんびり急がないとー」
スペシャルウィーク「何かスズカさんに買っていこっかー?」
マルゼンスキー「ふふっ」
カランカラン(ドアが開く音)
駿川たづな「マルゼンスキーさん」
マルゼンスキー「たづなさん!本当に来てくれたんだ!」
駿川たづな「マルゼンスキーさんとも、長い付き合いですからね。ニンジンジュース下さい。それで……寂しいんですか?」
マルゼンスキー「ゲホッゲホッ!ちょ、ちょっと…たづなさん!?」
駿川たづな「ふふふっ、構ってほしくて首を突っ込みたくなるくせに強がっちゃうんだから」
マルゼンスキー「ちょ、ちょっと!もう…そういうこと言わないでください!私にもイメージっていうものがあるんですから」
駿川たづな「そうでしたね。それで、何か良いことあったんですか?」
マルゼンスキー「ええ。新しい怪物が生まれた気がするの」
駿川たづな「よかったですね。ライバルが出来て」
マルゼンスキー「ええ!」
(レース中の歓声)
実況「さあ、先頭はセイウンスカイ!ここから二の脚、三の脚を使うことが出来るのか!セイウンスカイ先頭!セイウンスカイ先頭!さらにメジロドーベルも来ている!」
メジロドーベル「有馬の栄光を私の手に!」
セイウンスカイ「ここまで来たら譲らないよ!」
(湧き上がる歓声)
モブウマ娘1「無理ぃ~」
モブウマ娘2「無理ぃ~」
モブウマ娘3「無理ぃ~」
メジロドーベル「そ、そんな!」
セイウンスカイ「嘘でしょ!?」
グラスワンダー「はぁっ…はぁっ…」
実況「おっと、外からグラスワンダーが来た!グラスワンダーが来た!グラスワンダーが来ている!」
おハナさん「行け!グラスーーー!!」
実況「グラスワンダー!グラスワンダーだ!!有馬記念の頂点に立ったのは、グラスワンダー!強い!強いグラスワンダーが戻ってきました!」
おハナさん「よしっ!」
マルゼンスキー「グラス、強いですね」
おハナさん「ああ、この強さは間違いなく本物だ!」
マルゼンスキー「…」
おハナさん「…どうしたマルゼン?泣いているのか?」
マルゼンスキー「そ、そんなことある訳ないじゃないですか!さあ、グラスをお祝いしに行きましょう!
おハナさん「うん、そうだな」
マルゼンスキー「(ドリームトロフィーの舞台で待っているわ。早く…強くなったあなた達と、走りたい)」
グラスちゃーーーーん!!!マルゼンお姉様ーーーーーーーー!!!!!
まさか8話にこんな裏話があったなんて…知らなかったよ…
8話はグラスちゃんがカッコ良くて本当に大好きな回でもあるんですが、グラスちゃんは本当に友達想いで真面目な子なんだなってことをこのサイドストーリーで改めて痛感しました。
自分の強いところを見せることがスズカちゃんへのお見舞いってマジでグラスちゃんスポ根でカッコイイなー。
マルゼンお姉様がたづなさんには隙を見せるシーンも可愛かった~
おハナさんも本当によくグラスちゃんのことを見ててさ…いいチームですよね本当
アニメでは98有馬どころか99春天ですらふっとばされたからな
そんなことされたら98基地はブチキレですよ