なんて愛しい馬なんだ
皆さんはミュゼスルタンという競走馬をご存知だろうか。通算成績は7戦3勝で重賞は1勝(G3)、2017年に引退し現在は種牡馬となっている。
なぜ私が今ミュゼスルタンの記事を書いているかというと、死ぬほど愛らしい馬だからである。絶対にみんな好きになる。
出遅れた理由が可愛すぎる
デビューから2戦2勝と順調にキャリアを進めていたミュゼスルタンの第3戦はG2のフジTVスプリングS。このレースで事件が起きる。
1枠1番にキタサンブラック。注目のミュゼスルタンは6枠7番である。
落ち着いているように見える。
ミュゼスルタン出遅れたー!出遅れが響いてしまったのかミュゼスルタンは結果7着。ちなみに1着はキタサンブラック。
この出遅れてしまった理由がとっても可愛いのである。
レース後コメント
2015年3月22日のレース後の関係者コメントを見ていこう。
1着 キタサンブラック(北村宏司騎手)
「ストライドの大きい馬なので、スムーズに走らせることを考えていました。いろいろな展開を考えていましたが、2番手からの競馬になっても『これもあり』だと思っていました。ペースが遅い割にあまり後ろから来ない展開でしたが、自分のリズムを崩すことなく行きました。まだ緩いところはありますが、いい馬です」
キタサンブラックはこの時まだ3戦目。まさかこの後あれだけの名馬になるとはなぁ…
2着 リアルスティール(福永祐一騎手)
「ちょうど届いたと思ったところがゴールでした。今日は勝負どころで反応が鈍くて、馬が伸びたところでゴールしました。今日を叩いて、もっと動けるようになると思います。広いコースの方が向いています」
ふむふむなるほど。
それでは問題のミュゼスルタン関係者のコメントを見ていこう。
7着 ミュゼスルタン(大江原哲調教師)
「装鞍所の段階からうるさかったです。次走はもっとよくなると思います」(柴田善臣騎手)
「ゲートで隣に馬が入ったら喜んでいて、出遅れました」
出遅れた理由は隣に馬がきて嬉しかったから!つまりこういう事だ。
「えっ、マジで?マジで隣にきちゃう?あの可愛いお馬さんきちゃう?うひょー!マジかよ!くるかなーこないかなーって思ってたらマジで隣にきた!わーいわーい!うひょーい!」「あっ!やべ!もうスタートかい!」
隣に馬がきてくれて嬉しくてピョンピョンしてたら出遅れてしまったのだ。何その可愛すぎる理由…無条件で許しちゃう!
ミュゼスルタンがもしもウマ娘で実装されたらデジタル並のウマ娘オタクになりそう。隣にウマ娘が入ってきたのが嬉しくてピョンピョンしてたら毎回スタート出遅れちゃうっていう姿想像したら尊すぎて死んだ。
動画を見てたんだけど、
6番をジーっ見てて。
ゲート開いた瞬間にビックリして正面向いて。
そのあと慌てて走り出す。
っていうこの動きがすごくかわいい。