競走馬の故障について
競馬にそこまで詳しくないトレーナーさんの場合、やはり最初に疑問を抱くのが「サイレンススズカは安楽死させず種牡馬として生きられなかったのか?」という疑問。
しかし、馬にとって「骨折」とは命にかかわる大怪我なのです。
馬の骨折は命にかかわる大怪我
足を直してからレースは辞めても子孫を残す道は無かったのかな
できたらやってるわ
つテンポイント
マジレスすると骨折した馬の精子を使った人工授精が容認されていればというたらればくらいしかない<子孫を遺す
治療が試みられたのは間違いないよ
あのレベルの馬で即座に安楽死処分が決まるってことは
それくらい手の施しようのない怪我だったってこと
>>934
重い身体で常に立って生活してるから馬の足は人間の脳くらい大事ということだね
そこを壊したら終わりか・・・レースも命がけだな
ずっと寝っぱなしってわけにはいかんし
素材とか加工技術は急速に進歩してるし
いつかは助けられるようになってほしいものだが
蹄葉炎
馬の蹄の内部は血管が発達しているが、体重が重いこと、心臓から遠い体の末端に位置することなどから
心臓のポンプ作用をもってしても血液が充分に行きとどかない。
これを補っているのが蹄機(歩行の際、蹄の負重免重が繰り返され、一種のポンプとして動き、血行を促進する)であるが、
肢に故障を発症し、動けずに他の肢で長時間負重し続けると、蹄の内部の血液循環が阻害され、
蹄の内部に炎症が起こり激しい疼痛を発する。これが蹄葉炎である。
馬は体重が重いため、病勢の進行を止めることは難しく、重症にいたると予後不良となることが多い。
3本脚で生きていけるようにできてないって事ですなー
身体の大きさもあって血の流れが悪くなって炎症で痛みも出るんだな
アメリカのBarbaroみたいに一時は助かるんじゃないかってくらいまで回復した例もあるんだけどね
スズカは痩せ過ぎてたのかな
確かにちょくちょく骨折はするけどどれも軽症だから
虚弱なのか強いのかよくわからんな
柔軟性があるから大怪我にならないということだね
スズカはトップスピードで走行中に骨折した上、なんとか止まろうと踏ん張って脚にトドメを刺してしまったし膨大な金額をかけても助かる可能性がせいぜい2~30%上がるかどうかだし、痛みで苦しませるより早く楽にしてあげたいって思う
寝転がると皮膚が弱いからあっという間に床ずれ状態になるし、
よしんば治せたとしても、体のバランスが悪くなれば蹄の血流が悪くなって腐ってきちゃって結局死ぬ
転載元:http://ikura.2ch.sc/test/read.cgi/anime2/1529834495/
テンポイントの悲劇
テンポイントは当時、勝てないと言われたトウショウボーイに有馬記念で勝利し、海外挑戦する予定でしたがファンの「遠征の前にテンポイントの姿を見たい」という声に応える形で1978年1月22日の日本経済新春杯への出走が決定。
レースでは66.5kgという重い斤量のハンデを背負い出走、斤量を苦にしている様子はなかったそうですが、そうですが、第4コーナーに差し掛かったところで左後肢を骨折。競争中止となりました。
骨折の程度は折れた骨が皮膚から突き出す「開放骨折」という重度のもの。獣医師は安楽死を勧めましたが、1日保留にしている間にテンポイントの助命の嘆願の電話が数千件寄せられ、電話回線がパンク寸前に。
これを受けて成功の可能性が数%とわかりつつもテンポイントの手術を決定。33名の獣医師からなる医師団が結成され、1月23日に手術が行われました。
しかし、テンポイントは3月5日午前8時40分、蹄葉炎により死亡します。1ヶ月と少し延命出来ただけで、安楽死は最後まで行われず、自然死でした。
骨折前には500kg近くあった馬体重は死亡時にはかなりやせ細ってしまっていたようで、300kgを切るほどに痩せ、大きな犬くらいにしか見えなかったそうです。
テンポイントの死はNHKのトップニュースになったり、葬式が行われるなど大きく話題になり、テンポイントの事故後、ハンデ戦の斤量は見直され、今では66.5kgのような酷量は見られなくりました。
また、テンポイントの闘病が貴重な症例となり、そのおかげで当時はとても助からなかったような馬たちが骨折から復帰してターフに戻れるようになっています。
私は競馬について詳しくなかったので「安楽死させちゃうのか」なんて最初は思ったのですが、調べてみたら本当に馬のことを考えた苦渋の選択と言うか…
無事是名馬。どの馬もとにかく、とにかく無事に走ってほしいって改めて思いました
安易に儲からなくなったら処分するなんて奴が一定数出てくるけど、馬が脚一本使えなくなるだけでどうなってしまうのかこれを機によく知って欲しいよね