競走馬たちを供養しているお寺
今年4月17日に亡くなってしまったシャケトラ。そんなシャケトラのお墓参りに行かれたというトレーナーさんのお話をご紹介させて頂きます。
お盆休みは馬たちのお参りに行こうかなーなんて考えていたトレーナーさんは参考にしてみてね。
シャケトラのお墓参り
シャケトラ号のお墓参り。 2019/06/16(日) 18:12:11
本日。神戸市中央区にある妙光院さんに、お墓参りに行ってきました。名無しのトレーナー 2019/06/16(日) 18:14:10
妙光院さんは神戸の中心部から北の山手の住宅街の中にありました。
駐車場も5、6台分はありました。名無しのトレーナー 2019/06/16(日) 18:20:36
境内を登っていくと正面には馬頭観音が。馬に乗った姿で居られます。
しかし肝心のお墓の場所がわからず、寺務所(?)に。
「ご用の方はインターフォンを」と書いてあったので、インターフォンを押してみる。
「競走馬のお墓をお参りしたい」と伝えると中からご住職が出てこられて、案内してくださいました。名無しのトレーナー 2019/06/16(日) 18:23:57
先ほどの馬頭観音の近くの階段を上るり馬頭観音の裏側に来ると大きな石垣が。
上を指差したご住職が「これが馬たちの慰霊碑です。」
木の枝でよく見えません…名無しのトレーナー 2019/06/16(日) 18:38:48
慰霊碑の下の石垣には鉄の扉が!
なんとご住職のご厚意で中に入らせていただけました。
中は撮影不可なのでご注意!入るとそこは2畳ほどの空間。正面には机があって祭壇のようになっています。左右の壁には無数の木の箱。大きさ一辺10cmほどの立方体。箱の正面には縦書きで亡くなった年月日、馬名、調教師.調教助手.厩務員の方の名前。馬名の上には「愛馬」と書かれていました。
「奥の上の方が古いんです」とのこと。正面の祭壇には大きなテンポイントの位牌。その奥に最近亡くなった馬の箱。シャケトラ号の箱もありました。
机には蝋燭立て、線香立て、おりん。そしてファンの方がお供えしたのか、写真とニンジン、リンゴが。
短い時間でしたが様々なお話を聴かせていただきました。
テンポイントは当時、人間と同じようなお葬式を栗東で挙げたのだとか。
残念ながら箱の中は聞けていません。(そんな雰囲気ではなかったので。)名無しのトレーナー 2019/06/16(日) 18:46:54
慰霊碑の正面側にも小さな祭壇が。ここにもニンジン、リンゴとニンニク味噌が!
ウマ娘から競馬を始めた者ですが、まさか競走馬のお墓参りに行くとは思いませんでした。
これからも競走馬たちとウマ娘を応援していきたいと思います。
つたない文章ですみません。
名無しのトレーナー 2019/06/16(日) 19:16:37
凄い! 中までお参りさせていただけたのはお寺さんのご厚意ですね!
やはりテンポイントは別格ですか…木主 2019/06/16(日) 20:08:28
本当にご厚意だと思います。
テンポイントの位牌は木製で20cm~30cm位の大きさでした。
名無しのトレーナー 2019/06/16(日) 19:18:45
府中前の馬頭観音は行きましたし、だいたい牧場にあるものだと思っていたので
一般の寺院にも馬の墓所があるんですね。みんな安らかに…木主 2019/06/16(日) 20:05:23
友人と行ったのですが、サイレンススズカの箱もあったそうです。(寺を出てから教えられました。モットハヤクイエヨ)
自分はハギノカムイオーの箱でテンションがあがってました。名無しのトレーナー 2019/06/16(日) 20:32:55
いつも府中に行ったときお参り忘れてしまう…場所も少し隠れたところにあるのかな?次は行こう。
大井ではこの前お参りしました。
貴重なレポです。ニンニク味噌は喜ばなさそうw(夏バテ防止らしい)
木主 2019/06/16(日) 21:09:45
追伸。今月18日には馬頭観音のご縁日があるそうです。そして隣のウグイスの鳴き声(?)はなんだろう?名無しのトレーナー 2019/06/16(日) 21:47:59
書かれているのは、「うぐいす」という童謡の歌詞
「梅の小枝で ウグイスが 春が来たよと唱います
ホウホウ、ホケキョ ホウ、ホケキョ」で、書かれている理由は、洒落。
ウグイスは異名の多い鳥で、「人来鳥」「経読鳥」とも言われている。
前者は、古今和歌集の和歌から。
「むめの花みにこそ来つれ鶯のひとくひとくといとひしもをる(梅の花 見にこそ来つれ鶯の 人来人来と 厭ひしも居る)
意味:梅の花見に来たのに、ウグイスが人来る人来る、と嫌がって鳴いている)後者は、江戸時代に鳴き声が法華経を誦している。と言われたから。
「法、法、法華経、法、法華経」なので、山門の掲示板に書いてもおかしくない。
「人来」=「人来る」と読める事から、人来る人来るで、「大入り満員になりますように」という掛詞で、昭和の頃までは客商売の店などに掲げられていたりもした。名無しのトレーナー 2019/06/16(日) 21:53:10
鶯の別名が「人来鳥」昔は客商売の縁起担ぎに、鶯の画を描いたり、鳴き声を書いたりしてた。
まあ、絵はメジロで代用されてる訳なのだが花札の梅に鶯の絵も、描かれているのはメジロだ。そして意味は、切っても切り離せないもの。調和している。お似合い。と言う意味
木主 2019/06/16(日) 21:54:48
ほー。そんな意味があったんですね。ひとつ賢くなりました。名無しのトレーナー 2019/06/16(日) 22:06:07
横山やすし西川きよしの漫才のネタで、君(やすし)は人気者やなぁ。鶯も「報知器、報知器」と鳴いてるわ。
やかましい。今は悪いことしてへんがなというのがあった。
鶯の絵を飾ると客が来る。鳴き声を書いて貼ると客が来る。と言う呪いに引っかけたネタ
馬頭観音・妙光院
馬頭観音・妙光院は馬頭観音・妙光院は日本最大の馬頭観音御尊像があることでも知られるお寺。沢山の名馬たちが眠っています。
シャケトラやサイレンススズカ、ライスシャワーやテンポイントの他、古いものではクモワカ、メイズイ、キーストン、ハマノパレードらも。
毎月3日は朝6時半から「毘沙門天ご縁日」、18日は午前11時より「馬頭観音ご縁日」があるそうです。
撮影はOKな場所もダメな場所もあるようなので、お寺の方に伺ってから撮影するようにしよう!
馬頭観音って?
馬頭観音とは数ある菩薩のうちの一尊で、観音さま(観音菩薩)の変化身の一つ。
では一体観音さまはどんな存在なのかというと、如来(悟りを開いて真理に到達した者のこと)になるために修行中の人です。世の中の沢山の人を救うため、観音さまはあらゆる姿に変身します。
その数なんと33種類!子供、兵士、おじいさん、鬼、天女など、あらゆる姿に変身出来るそうです。(京都の「三十三間堂」の33は観音さまに由来してるんだって)
そして更に、この33種類の変身(三十三身)とは別に、六道世界の衆生の救済のための観音さまが居ます。それが六観音で、馬頭観音はこの六観音のうち畜生道を担当している観音さまです。
馬頭観音は「馬頭」とつくことから民間信仰で馬の守護仏としても祀られ、更に馬だけでなくあらゆる動物を救ってくれる観音さまともされています。
また、その名前から身近な生活の中の「馬」に結び付けられ、日本独自の馬頭観音への信仰や造形が生み出されました。
インド神話ではハヤグリーヴァと呼ばれ、馬の頭に人の身体をした神様となっています。
ずっと昔に活躍した馬たちの名前もあってすごい…!
過去に行かれた方が撮影した写真によれば中はこんな感じになっているようです。(トレーナーさんによれば今は撮影NGとのことなので注意!)
歴代の名馬たちの名前がいっぱい!みんな一緒だから天国でも寂しくないねきっと。競走馬たちの名前が書かれた箱にはたてがみが納られているそうな。
ニンニク味噌はちょっと笑ってしまった。ニンジンにつけたらウマそうだけども!最近のトレンドは蜂蜜りんご酢らしいです。めっちゃオシャレになっとる
市川「いまニンニク味噌を使っているのはベテランの厩務員だけ。あれは匂いが強烈すぎて馬も人間も気になりますからね。最近は蜂蜜りんご酢なんかをよく使います。りんご酸やアミノ酸を馬に摂らせたいんですが、飼い葉に酢を入れただけでは好んで食べようとはしない。そこで、甘いものを好む馬の嗜好性を利用するんです。暑さにバテかけている馬に酢を摂取させると、疲労回復や食欲増進といった効果が見込めますからね」
引用元:https://www.keibado.ne.jp/keibabook/070806/column.html
シャケトラも祀られてますよね…