知られざる競走馬調教の裏側
競走馬は、生まれてから競走馬になるための調教を積むことで競走馬としてデビューすることが出来ます。しかしそんな調教の現場でインドの人たちがめっちゃ活躍してくれているということはまだ知らない人も多いのではないでしょうか。
実はこれ去年トレーナーさんに教えてもらった情報なのですがすっかりご紹介するのを忘れてしまっていたので今ご紹介させて頂きたいと思います!
管理人のイメージするインド
私のイメージするインドと言えば…
カレー
インド象
タージ・マハル
突如始まるダンス
満員電車
また突如始まるダンス
ってなもので、愚かな私は「インドと言えば象っしょ」と勝手に決めつけてしまっていました。でもこの記事を見てインド競馬があるじゃん!と思い直しました。
競走馬調教にに欠かせないインドの人たち
日高管内浦河町は日本でも有数の馬産地として知られていますが、この浦河町でインド人が急増。100人以上のインド人の方々が競走馬を調教する騎乗員として町内の牧場で仕事をしており、今では欠かせない戦力になっているんだとか。
下の写真は日高育成総合施設の軽種馬育成調教場で、1歳馬を訓練するのは町内大手の育成牧場「吉沢ステーブル」の黄色いジャンパーを着た騎乗員の人たち。ほぼ全員がインド人です。
騎乗員は専門性が高い肉体労働。日本人のなり手不足が深刻な課題となっており、同牧場の場長である広島剛さんは
と語ります。
インドは競馬が盛ん
かつて英国の植民地だったインドは競馬が盛ん。働いているインド人男性たちは母国やアラブ首長国連邦で調教師として働いていたそうです。浦河町では15年くらい前から外国人騎乗員が働き始めるようになり、当初はフィリピンやマレーシアの人が多かったものの、2015年以降から急速にインド人の評判が広まったそうです。
町の外国人登録者198人のうちインド人は最多の114人。町内で競走馬育成を手がける約30か所の牧場の9割で、20~40代のインド人が活躍しています。
インドのシンザン「オウンオピニオン」
今までこのサイトでもほとんど…というかたぶん一度も触れてこなかったインド競馬。完全に盲点でした。
インドにも牡馬三冠(インド2000ギニー、インドダービー、インドセントレジャー)、牝馬三冠(インド1000ギニー、インドオークス、インドダービー)の路線が整備されています。
また、なんと第1回ジャパンカップにはインドから来日した競走馬オウンオピニオンが出走しているのである!
オウンオピニオンは当時のインド最強クラスの馬として知られ、日本では「インドのシンザン」として紹介されました。インドでの競走成績は41戦27勝。身体はめちゃくちゃ小さく体重は396kg。しかし小柄でありながら69kgの斤量を背負い勝った事も。
ジャパンカップでの結果は15頭中13着。しかしこの時既にオウンオピニオンは全盛期を過ぎたとも言われており、またインド競馬では蹄鉄をつける習慣がなく、ジャパンカップも前哨戦のオープン競走(芝1800m)でも蹄鉄を付けずに出走するなど恵まれない臨戦態勢も結果に響いたと言われています。
オウンオピニオンは「史上最弱のジャパンカップ招待馬」と言われることも多いそうですが、最下位となったのはミスターマチョという馬です。
まさか浦河町に100人以上のインドの人たちが調教師として働いてるなんて夢にも思わなかった…ナイスネイチャのいる渡辺牧場は引退馬や休養馬の養老牧場ってことだからインドの人たちはいないかな?インドの人のスープカレーの感想を聞いてみたい。というか今猛烈にカレーが食べたい。
あっ カレーといえばこの記事めっちゃ面白いのでオススメです
インドイメージにダルシムがいないからカンリニンチャンは2000年代生まれのJK QED