オグリキャップの故郷・笠松競馬場
笠松競馬場の中の人がウマ娘の事前登録したっていう記事を書く時に笠松競馬場を調べてたらあまりに個性的で面白かったので記事にしちゃいました!
目次
笠松競馬場って?
笠松競馬場は岐阜県羽島郡笠松町にある地方競馬のための競馬場で、馬場はダート(1周1100m)。最寄り駅は名鉄名古屋本線笠松駅。
厩舎から競馬場への移動のために公道を通らないといけないため、タイミングが良ければ競走馬が公道を歩いているのを見られるというのも笠松競馬場の醍醐味の一つである。
馬好きにはたまらん「馬に注意」の標識。こういうレア標識ってなんかワクワクしちゃうよね。
笠松競馬場のHPは下記リンクよりどうぞ!
笠松競馬場のすごいところその1「名馬いっぱい」
地方競馬でありながらフェートノーザン、マックスフリート、オグリローマン、ライデンリーダー、レジェンドハンター、ラブミーチャンなど強い馬を輩出しており、中央地方の枠を超えて注目を集めています。
そして我らがオグリキャップの故郷!!!
笠松競馬場のオグリキャップ像。
オグリキャップの死後、優駿スタリオンステーションから贈られたたてがみの入った「たてがみ展示記念碑」も。
ちなみにオグリキャップ像は優駿メモリアルパークにもある。
また、笠松競馬場は地方競馬から中央競馬への移籍騎手第一号となった安藤勝己騎手、柴山雄一騎手が在籍していた競馬場としても知られています。
笠松競馬場のすごいところその2「個性的すぎる」
こちらは笠松競馬場の航空写真です。よーく目を凝らしてみると、内馬場(コースの内側部分)が何やらゴチャゴチャしている。
ちなみにこちらは高知競馬場の航空写真。内馬場はすっきりしている。
競馬場の内馬場はとても広い敷地を生かして、東京競馬場では「遊園地」、浦和競馬場では「公園」、川崎競馬場では「広場、競馬場」、京都競馬場は「池、噴水」などに使用されています。
では笠松競馬場の内馬場は一体どうやって使用されているのかというと…
内馬場パドック
世にも珍しい内馬場パドック。競馬ニワカ勢の私からすると「ほう…」くらいの驚きだったのですが、国内&海外あわせて187か所の競馬場を見てきたという方が
そんなところにパドックがあるのは笠松だけ。世界でも珍しい競馬場だと思います。
引用元:https://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=19916
と言っていたので、これは相当珍しいようです。
畑
なんと内馬場に畑があります。しかもなんか美味しそうな野菜がいっぱい栽培されているではないか。まさかニンジン?ニンジンなの?
田んぼ
畑があるんだから当然田んぼもある。当然だ。だってニンジンだけじゃなくてお米も食べたい。ニンジンをおかずにお米を食べたいのだ。
高圧鉄塔
畑も田んぼもあるんだから高圧鉄塔だってあって当たり前なのだ。
…うそなのだ。訳のわからないこと言ってごめんなさいなのだ。でも私も訳がわからないのだ。なんで内馬場に高圧鉄塔があるのだ?
お墓
もっとも私が衝撃を受けた内馬場お墓。もうこうなったら内馬場レストランがあっても驚かないぞ!と思っていましたが予想の斜め上をいくお墓。
でもここから毎日元気に走る馬を見守れるんだなーと思ったらものすごい特等席なんじゃないかって思ってきた。
笠松競馬場の敷地の98%は私有地
実は笠松競馬場は建設時に地主さんとの交渉が上手くいかず、全国的にも珍しい敷地の98%が私有地という競馬場。
2005年には黒字にならない場合、廃止を検討するという大ピンチが訪れます。関係者の賃金や競走賞金を減らしたり3連単馬券の発売を開始したりしてなとか黒字に持ち直しましたが、その後も売上不振は続きました。
その間、敷地の賃貸料を引き上げたい地主さんに訴訟を起こされてしまったりもしましたが(のちに和解)、現在では馬券のインターネット販売が好調だったり、JRAの馬券販売効果で黒字が続いているんだとか。
オグリキャップ農場
謎の勢力(多分URAの偉い人)に勧誘され地方から中央に移籍してきたオグリ先輩。
もちろん地方でもモリモリ食べていた。
ウマ娘世界の笠松競馬場では内馬場畑や田んぼでいっぱいニンジンや米を栽培して、みんなで自給自足してたりしたらカワイイ。
あの馬に注意の標識がなんとも心くすぐられました。地方競馬って地域性が感じられて面白いよね~ ウマ娘との今後のコラボにも期待!
地方競馬場もいいものやなあ。せっかく地元にもあるんやし、今度帰省した時にいってみようかな。