競走馬は春生まれが多い
人である我々トレーナーは1月から12月まで、生まれ月はバラバラです。しかし、ウマ娘トレーナーの皆さんならお気づきかもしれませんが、ウマ娘は春生まれがめちゃくちゃ多いのです。
それにはもちろん理由があります。なぜならば…
競走馬は1〜6月生まれ
そう、なぜならばウマ娘のモデルとなった競走馬は春生まれが圧倒的に多いからなのです!競走馬の誕生月はほとんどが春に集中しており、6月はごく僅か。
馬は季節繁殖動物
馬の誕生日が春に集中する理由…それは馬が一定の季節に繁殖活動を行う「季節繁殖動物」だから。
中でも馬は暖かくなる時期に繁殖期を迎える「長日性季節繁殖動物」で、日が長くなる春から夏にかけて繁殖を行い、生まれてきた子供の生存確率が高くなるように翌年の暖かくなる時期に子供を産みます。(馬の妊娠期間は約327~357日で11ヶ月程度)
牝馬のフケ(発情)も春先〜9月頃までに3週間ごとのサイクルで起こるようになっています。この牝馬のフケのタイミングを見計らって種付けが行われるのです。
という訳で、馬の誕生日が1〜6月に集中しているのは馬の生態が理由だったのです!
早生まれ・遅生まれ
同じ学年だけど1つ年下…そんな同級生いましたよね。人間界ではこんな感じに学年に影響する早生まれ・遅生まれですが、馬にも早生まれ・遅生まれがあります。
下の表は現3歳世代の2歳時の重賞成績ですが、ご覧いただくと勝率・連対率には若干バラつきがあるものの、複勝率(3着内率)では早く生まれた月の馬ほど活躍が目立っていますよね。
5月生まれでは連対馬が出ていないことからも、2歳の頃は早く生まれた馬の方が成長の早い分有利なのかもしれません。
引用元:https://umabi.jp/news/126
こんなデータがあるため「早生まれの馬の方が優秀」という説もあり、生産者さんによっては早生まれになるように繁殖させることもあるんだとか。
ただし、
ウマ娘は3、4、5月生まれの子がめちゃくちゃ多いです。「早生まれの方が優秀とかそんなの関係ねえ」って言ってる人もいるので私には全くさっぱりわかりません(白目)
ちなみに三冠ウマ娘のシンボリルドルフ3月13日生まれ、ナリタブライアンは5月3日生まれです。(ミスターシービーは4月7日生まれ)
そう言えば良い忘れましたが牡馬の方は年中ウェルカムらしいです。
牝馬の発情に合わせてやる気スイッチをONにしてくれるとはなんたる紳士。私達も見習いたいものですな。
>牝馬の発情に合わせてやる気スイッチをONにしてくれるとはなんたる紳士。私達も見習いたいものですな。
そもそも相手がいないんだよなぁ~