あのウマ娘のパパって一緒だったの!?
実在の競走馬をモデルにしたウマ娘には、実はお父さんが「サンデーサイレンス」というウマ娘が数多く存在しています。
サンデーサイレンスと言えば相当気性が荒かったことで有名ですが、そんなサンデーサイレンスを父に持つウマ娘ちゃんたちをまとめました!
お父ちゃんはサンデーサイレンス
サンデーサイレンスの父母がヤバイ
イニシャルからSSということも呼ばれることもあったサンデーサイレンス(Sunday Silence)の父はヘイロー、母はウィッシングウェル。
父ヘイローは人を噛み殺そうとした事があるくらいのとんでもない馬で、種牡馬時代には人を噛まないよう、口に籠を付けられたほどだったそうです。
そして母ウィッシングウェルも調教師に「キチ○イなんじゃないか?」と言われたほど気性が荒かったとか。
そしてそんな父母から生まれたサンデーサイレンスの気性も勿論…
壮絶な幼少時代
サンデーサイレンスは生まれた時の評価はかなり低かったそうです。華奢で後脚がX字に曲がっていた上、仔馬の頃から気性も凶暴。
そして、そんなサンデーサイレンスは数々の不運に見舞われます。
評価の低さからセリで売れ残り、母馬の馬主に買い取りを拒否され、ウイルス性の下痢で生死の境を彷徨い、セリの帰り道では馬運車の運転手が心臓発作で急死して車が横転し、自分意外の馬がみんな死んでしまったり…強運なのか不運なのか、とにかく悲惨な牧場時代を過ごしました。
笑い者から殿堂入りへ
14戦9勝、連対率100%と優秀なレース成績を残しましたが、種牡馬のサンデーサイレンスは血統的な評価があまりにも低く、さっぱり人気がありませんでした。
そんなサンデーサイレンスを吉田善哉さんが16億5000万円で購入。当時、吉田さんはアメリカで「日本のブリーダーがとても成功しそうに無い母系から生まれたヘイロー産駒を買っていった」と笑い者にされたそうです。
しかし、予想を覆しサンデーサイレンス産駒は大活躍!日本競馬界の運命を大きく変えるような名馬を何頭も輩出します。
吉田さんは残念ながらサンデーサイレンス産駒のデビューを見ることなくこの世を去ってしまいましたが、生前、
と語ったそうです。
サンデーサイレンスは1996年にアメリカ競馬殿堂入りを果たし、1999年の20世紀のアメリカ名馬100選では第31位となりました!
サンデーサイレンスがお父ちゃんのウマ娘まとめ
ウマ娘 | 生まれ年 | 母 |
---|---|---|
フジキセキ |
1992年 | ミルレーサー |
マーベラスサンデー | 1992年 | モミジダンサー |
サイレンススズカ |
1994年 | ワキア |
スペシャルウィーク |
1995年 | キャンペンガール |
アドマイヤベガ |
1996年 | ベガ |
エアシャカール |
1997年 | アイドリームドアドリーム |
アグネスタキオン |
1998年 | アグネスフローラ |
マンハッタンカフェ |
1998年 | サトルチェンジ |
ゼンノロブロイ |
2000年 | ローミンレイチェル |
ちなみにウマ娘として正式に登場してはいませんがキンイロリョテイのモデルとなったと思われるステイゴールド(1994年生まれ)のお父さんもサンデーサイレンス。
サンデーサイレンス→ステイゴールド→ゴールドシップ親子三代見事に暴れん坊に…
ダイワスカーレットのお兄ちゃんであるダイワメジャーやディープインパクトのお父さんもサンデーサイレンスなので、サンデーサイレンスさんほんまにすごい…
大変な幼少期を過ごし、種牡馬として成功した生涯は「みにくいアヒルの子」にも喩えられたんだとか。
2011年のクラシック出走馬が全員サンデーサイレンスの孫という・・・