騎手になるためには
騎手になるためには競馬学校に入る必要があります。
が、
中央・地方の競馬学校共に競争率が高く、入学するだけでも狭き門…しかも入学条件がメチャクチャキビシイー!!
騎手になるための条件
騎手になるためには競馬学校で様々な技術を学んだり、訓練する必要があります。
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「競馬学校で3年間学ぶ」
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「騎手免許試験に合格」
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「競馬学校卒業、プロ騎手の道へ」
ある日突然「ジョッキー王におれはなる!」と閃いてしまったらまずは競馬学校に入る必要がある訳ですが、この時点で既に試練が待っています。(願書提出は5~7月頃)
厳しい入学条件
応募資格の年齢や学力について「中学校卒業程度の学力がある」「20歳未満」はきっと問題なくクリア出来るでしょう。
問題は身長・体重制限。
中央競馬では体重は44.0kg~46.5kg以下(出生日によって異なる)と定められており、地方競馬では更に身長163cm~165cm以下(年齢によって異なる)という厳しい条件があります。
私がもし今10代の頃にタイムスリップしたとしても山にでも籠もって修行しないと入学条件すらパスすることが出来ないのです。これが現実か…
あと視力も大事。裸眼で左右ともに0.8以上ないとダメ。眼鏡、コンタクトレンズの使用はNGなのです。騎乗中に「メガネメガネ!」なんてなったら一大事だもんね。
次なる試練
むしろここからが本番。ジョッキーになりたいなら入学条件なんてパスして当たり前なのです。
次は1次試験が待ち受けています。「身体検査」「体力測定」「学科試験」「面接」などです。(8月頃)
なんとか1次試験をクリアしたら次は2次試験があります。今度は1次試験の合格者を対象に「合宿形式で騎乗実技」「面接」の試験が行われます。(10月頃)
ハンターハンターだってたった1度試験をクリアだけじゃハンターになれませんもんね。私は多分トンパさんのジュースによって試験を受けるまでもなく脱落です。
そして合格発表
そして2次試験をパスした人だけが合格。10月下旬頃にJRAホームページで合格発表が行われるという訳です。
JRAの競馬学校の場合、毎年150名程が受験し合格するのは10名前後。地方の場合は毎年150名程が受験し合格するのは10~15名程。選ばれし一握りの人間だけが競馬学校に入学することが出来るのです。
入学してから
入学してからは騎手免許試験に合格(=卒業)を目指して3年間がんばります。
基礎力の養成を行います。乗馬や走路騎乗などの実技、フィジカルトレーニング、関係法規や馬学の専門カリキュラムを勉強
◆実践過程・前期(約1年)
応用力の養成を行います。
美浦or栗東トレセンで実習。調教方法および実践的な騎乗技術を体得
◆実践過程・後期(約半年)
最後は実践力の養成を行います。競馬学校に戻り、模擬レース等を通じて実際のレースでの騎乗テクニックを体得
JRAのサイトによればこんなトレーニングをするみたいです。
日常では絶対やることのない訓練ばかり。漫画か中国雑技団でしか見たことのないようなトレーニング風景。
ジョッキーの身長
ここいらで気になるジョッキーの皆さんの身長をご紹介致します。元騎手の細江純子さんは154cm、藤田菜七子騎手は157.4 cm。
おそらく騎手の中で一番身長が低い松若風馬騎手は152.6cmとなっています。
では我らがウマ娘プロモーターの天才ジョッキー・武豊騎手の身長はいくつかというと…
170cm!意外にも大きいのです。実弟である武幸四郎騎手はなんと177cmもあります。
C・ルメール騎手は163cm、M・デムーロ騎手は158cmでした。外国人騎手だからって勝手に高身長だと思いこんでいたのでびっくり。武さんはかなり大きい方なのかも。
騎手になるって大変なんだなあ…としみじみ。ただ競馬学校入学試験は高校入試の前に受けることが出来るっていうのはいいなと思いました。未来ある若者に優しいシステム。
武は身長が一般平均レベルでスタイルもよく喋りが上手いからテレビ映えするんだよな