血統がなんぼのもんじゃい!
競馬はブラッドスポーツとも言われ、強い競走馬は現役引退後に種牡馬となり子孫を残します。現代競馬ではディープインパクトなどサンデーサイレンス系の馬やキングカメハメハなどが主流になっていきているとか。
しかし、そんな競馬の世界でも全くの無名血統ながらG1レースを勝利するなど大活躍を見せた競走馬も存在しているのです!
今回はそんな雑草魂溢れる競走馬をご紹介いたします!
マイナー血統から偉業を達成!
オグリキャップ
地味な血統から生まれたスターホースの代表格とも言えるのがオグリキャップ!
父ダンシングキャップ、母ホワイトナルビーは当時ほとんど名前も知られていない馬でした。オグリキャップは1987年5月に笠松競馬場でデビュー。
地方競馬で連勝中に中央競馬に移籍。14連勝という勢いで挑んだ天皇賞秋では2着という結果を出し、次走となるジャパンカップでは3着、そしてついに有馬記念で1着となりG1を初制覇!
地方からやってきた全く知らない血統の馬が第二次競馬ブームを引き起こしたアイドルホースに…漫画みたいな話ですよね~!
そして、オグリキャップの引退をめぐっては脅迫状まで届く騒動に…
1990年のジャパンカップで11着と大敗。その結果を受けて「オグリキャップはこのまま引退すべき」との声が多く上がり、その時に「出走を取りやめなければ近藤の自宅および競馬場に爆弾を仕掛ける」という内容の馬主さん宛の脅迫状が日本中央競馬会に届く事態に。
しかし、陣営は引退レースとして有馬記念への出走を決定。
限界説が唱えられたオグリキャップでしたが見事1着でゴール!2年ぶりとなる有馬記念制覇で有終の美を飾り、観衆からは「オグリコール」が巻き起こりました。
セイウンスカイ
セイウンスカイの生い立ちは涙無しには語れません…。
父シェリフズスター、母シスターミル。セイウンスカイの生まれた西山牧場は不振に陥っており、ほとんどの馬たちを売却・処分していました。
セイウンスカイの父シェリフズスターも、産駒が活躍していなかったため廃用になることが決定。調教師の要望で売り残った3頭の産駒の中の1頭がセイウンスカイです。
セイウンスカイはその後の育成段階でも特に目立ったところがなく、当初入厩先として話を進めていた栗東のとある調教師はセイウンスカイを受け取りにきませんでした。
そしてその後、調教師免許を取得したばかりの新人調教師だった保田一隆さんがセイウンスカイを引き取ることに。
当時は馬体のバランスも悪く、毛色もくすんでパッとしなかったそうですが、3歳秋には見違えるほどのバランスに!
レースでも1着や2着などの好成績を残し、4レース目となる皐月賞ではキングヘイロー、スペシャルウィークを抑えて勝利!G1初制覇となりました。
これは西山牧場にとっては初の牡馬クラシック競走制覇であり、鞍上の横山典弘騎手にとってもクラシック初制覇でした。
ミホノブルボン
ミホノブルボンは父マグニテュード、母カツミエコー。
父マグニテュードは桜花賞馬エルプスを送り出していましたが、ミルジョージの代替種牡馬というポジション。また、ミホノブルボンの母父シャレーも人気種牡馬だったダンディルートの代替種牡馬でした。
更に、母カツミエコーは地方競馬の下級条件でその上に初仔ということもあり、生まれた当初のミホノブルボンの評価はかなり低く、わずか700万という低額で取引されました。
1991年にデビューしたミホノブルボンは5連勝中に挑んだ皐月賞で初G1制覇!その後日本ダービー、京都新聞杯でも勝利し7連勝。ラストランとなった菊花賞ではライスシャワーに破れ惜しくも2着となりました。
父マグニテュードは父ミルリーフ、母アルテッスロワイヤルという血統の良さを評価され日本で種牡馬になったため、血統的には超一流だったそうですがそれでもあんなに低評価になるんですね…でもミホノブルボンが父の名を上げましたね!
メイショウドトウ
アイルランド生まれのメイショウドトウは父Bigstone、母プリンセスリーマ。
テイエムオペラオーとの最大のライバル関係にあったことでも有名なメイショウドトウですが、500万円という破格の安さで取引されました。安い。安すぎる!
500万で取引された馬が後に9億2133万4000円の賞金を獲得するなんて誰が思っただろうか…
1999年にデビュー。初めて挑んだG1レースである宝塚記念ではテイエムオペラオーに破れ2着に。
それ以降も天皇賞秋、ジャパンカップ、有馬記念、天皇賞春でも2着。1着はテイエムオペラオーです。
勝ち切れないレース続く中、鞍上の安田康彦騎手はその責任を重く感じ、2度目の宝塚記念で負けたらメイショウドトウからの降板を申し出るつもりだったんだとか。
しかし結果はメイショウドトウの勝利!
最後の直線でテイエムオペラオーが追い上げるも、メイショウドトウがそのまま押し切りました。この勝利によりメイショウドトウはついに初のG1制覇を果たしました。
ウマ娘になったあの競走馬も
名無しのトレーナー 2018/10/05(金) 23:49:28
競馬に関してはニワカもいいところで恐縮ですがG1レースを制した馬で血統があまり有名でない『雑草魂』のような競走馬かがいましたら教えてください。名無しのトレーナー 2018/10/06(土) 00:19:59
ヒカルイマイとかキャリーバックとか名無しのトレーナー 2018/10/06(土) 01:47:27
ウマ娘だとウンスは血統のパッとしなさがすごいね
名無しのトレーナー 2018/10/06(土) 03:40:41
オグリキャップは自身の血統とかけ離れた強さから人気がでた馬ですね。名無しのトレーナー 2018/10/06(土) 22:20:37
か、隔絶遺伝だから…名無しのトレーナー 2018/10/07(日) 10:57:43
オグリは妹の活躍見るに母がクソ優秀だったパターンでビワハヤヒデも然り
名無しのトレーナー 2018/10/06(土) 04:38:07
テイクオーバーターゲット 父はいい馬だったものの母がマイナーすぎて日本円で11万円だった馬 しかしスプリンターズステークスを勝つなどの大活躍 セン馬で種牡馬入りできなかったもののオーストラリア競馬殿堂入り
トレヴ 父はモティヴェーターだが父はそれまでに種牡馬として活躍することができず288万円ほどで主取りされてしまう。しかしその後の活躍でシェイク・ジョアン氏にトレードされ、名実ともに欧州の名牝となった
名無しのトレーナー 2018/10/06(土) 09:40:14
ウマ娘になってる中ならミホノブルボンも地味血統の代表格名無しのトレーナー 2018/10/06(土) 11:47:27
あれは地味どころか、父・母父がいずれも輸入種牡馬の代替種牡馬という典型的な中小牧場血統という点で異彩感がすさまじい
名無しのトレーナー 2018/10/06(土) 10:53:03
海外だとSS?名無しのトレーナー 2018/10/06(土) 12:30:17
母系が悪いから確かにそうかもね。
名無しのトレーナー 2018/10/06(土) 11:04:44
父こそ大種牡馬ブライアンズタイムだったけど母系が地味(母父サンキリコ)だったダンツフレームとか
そのせいで種牡馬入りできずに引退したのに地方で復帰させられてやっと引退できたと思ったら数ヶ月後に病気で亡くなってしまった悲運のGI馬
雑草魂かっこいいですよね~!オグリキャップとか地方からやってきて競馬ブーム巻き起こすとかマジで漫画の主人公ですぜ
逆に超良血ながらもなかなか勝ちきれずに苦労したのがキングヘイローですが高貴な雑草もまたドラマがありますよね…
シンコウウインディも地味血統だよなあ
ライバルが良血揃いってのもあるが