ナイスネイチャと馬場秀輝さん
満30歳を迎えてまだまだ元気なナイスネイチャ。有馬記念3年連続3位の記録を持ち「ブロンズコレクター」と呼ばれ、G1未勝利馬としては歴代最高額の賞金を稼いだ名馬です。
今回記事で紹介したいのはナイスネイチャと専属厩務員だった馬場秀輝さんとの絆。人間と馬という関係を超えた信頼関係がそこにはあったのです。
ウマ娘のナイスネイチャ
共通衣装 | 勝負服 |
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CV | 前田佳織里 |
誕生日 | 4月16日 |
身長 | 157cm |
体重 | 増減なし |
3サイズ | B79・W56・H80 |
言いたいことをスカッと口に出してしまう性分について、女の子としてどうなんだろうと気にすることもあるが、わかっちゃいるけどやめられない。
ウマ娘としても活躍予定のナイスネイチャ。この間は満30歳になってもまだまだ元気という嬉しいニュースもありましたね!
絆エピソード
そんなナイスネイチャですが、競走馬時代の担当厩務員であった馬場秀輝さんと深く結ばれた絆はとても有名。信頼関係はとても深く、それを証明する様々なエピソードがあります。
大人しい馬に
若馬の頃は我が強くヤンチャでスタッフが手を焼く存在だったナイスネイチャ。馬場さんは全く怒る事なく優しく接し続けた結果、馬場さんに対してだけ引き綱なしで後ろを付いて歩くほど大人しい馬となったそうです。
馬場さんがいないとゲートに入らない。調教中でも馬場さんがいなければ動かないなどの困った行動に出る事も度々あったそうです。
引退を説得
ナイスネイチャが引退した原因は脚の怪我でした。ごく小さいひび割れでラストランの予定だった有馬記念を走っても問題ないほどのものでしたが、馬場さんがナイスネイチャの将来を考え、「万が一があってはいけない」と涙を流し調教師の松永さんを説得します。
連続出走記録が懸かった競争前でしたが調教師の松永さんは「お前がそういうのだったら仕方ない」と言い、ナイスネイチャの引退を決めたそうです。
不慮の事故
ナイスネイチャのファンの方との交流を欠かさなかった馬場さん。送られてきた膨大な千羽鶴を馬房に飾ったり、メンコやゼッケンをファンに配布していたそうです。
そんな馬場さんは、1998年に交通事故に遭い41歳で死去します。ナイスネイチャのファンの結婚式に参加した帰路での事でした。
ウマ娘の記事を書くにあたってナイスネイチャの事を調べていて馬場さんの事を知りました。馬場さんがあの時ナイスネイチャを走らせなかったお陰で今でも元気でいれるのかもしれないですよね…
ナイスネイチャの事を誰よりも理解している馬場さんだからこそ下せた決断だったのでしょう。
不慮の事故で若くして亡くなった馬場さんの分まで、ナイスネイチャには元気で長生きしてほしいです。
知らなかったわ。
馬場さん…