宝塚記念ファン投票はじまってるよ！＋雑談を少々

コメント

1. 名無しのトレーナー 2020/05/22(金) 13:40:07 返信

   何でトプ画レムかと思ったら…笑
   宝塚記念は誰に投票しようかな～？

2. 名無しのトレーナー 2020/05/22(金) 14:00:36 返信

   カンリニンチャンも等身大ゴルシと漫才する？

3. 名無しのトレーナー 2020/05/22(金) 14:38:30 返信

   有力馬で回避宣言してるのってウインブライト以外何かいる？

4. 名無しのトレーナー 2020/05/22(金) 15:32:50 返信

   将来的にはゴルシ産駒が宝塚記念を制覇しているのを生でみたいなぁ〜。

   • 名無しのトレーナー 2020/05/22(金) 16:49:07 返信

     個人的には、サトノゴールドに期待かな。
     調整合わず戦線離脱してるけど、元々晩成な馬な気もするしレース振りが
     父親を思い出すのよね。

5. 名無しのトレーナー 2020/05/22(金) 15:59:12 返信

   私の夢はラッキーライラックです

   P.S.
   カンリニンチャンへ
   ネザーではグロウストーン(黄色く光ってるやつ)を採取すると良い光源になるで(シルクタッチ推奨)
   ゾンビピッグマンは殴らないほうがいいよ！

6. 名無しのトレーナー 2020/05/22(金) 16:44:26 返信

   ネザーはもうすぐアップデート来るから今無理していかなくてもいいんじゃないかな
   あと敵多とは言ってもピンクの人型のはこっちが殴って怒らせなければ何もしてこないから思ったより怖くない

7. 名無しのトレーナー 2020/05/22(金) 16:51:42 返信

   実現は難しそうだけど、アーモンドアイｖｓラッキーライラックの久々の対決は
   見てみたい。

   あと、パフォーマプロミスに投票できなかったんだが、去年の宝塚から1年以内に出走してないと投票無理とかって規約あるのかな。

   • 名無しのトレーナー 2020/05/22(金) 18:53:25 返信

     怪我で出走できそうにない馬は前からネット投票の対象から外れてるね
     それで怪我の情報がわかったりとか

     • 名無しのトレーナー 2020/05/22(金) 22:42:15

       あー、やっぱりそうなのか。
       プロミス鳴尾記念で1年ぶりに復帰予定だったし、結果次第では
       宝塚の可能性も高そうなだけにね。
       多分フルゲートにはならないと思うんだけど・・・

     • 名無しのトレーナー 2020/05/23(土) 01:05:51

       投票で故障が判明するのあるよね
       放牧長引く→投票できない→やっぱり故障か…みたいな
       今年はメイショウテッコンに投票できる喜び

     • 名無しのトレーナー 2020/05/23(土) 01:10:49

       まあでもパフォーマプロミスはどちらかというと高速馬場向きでグランプリ向きではないって言うのが個人の見解かな
       秋の東京で見られるといいな

8. 名無しのトレーナー 2020/05/22(金) 17:23:28 返信

   ジャパンの参戦に期待

9. 名無しのトレーナー 2020/05/22(金) 18:34:12 返信

   まだ種付け禁止の件にこだわりネタにするたぐぢw

10. たぐちのネタ見つけた人 2020/05/22(金) 22:35:48 返信

    まさか今更注目されるとは思わなかった……
    実を言うと、自分はたぐぢ見てないです。むしろ一時期トラブルで対立してた、くんひろの方を見てるんです……

    • 木主 2020/05/22(金) 22:38:32 返信

      補足
      見てないってのはその動画の事じゃなくて、たぐぢの他の動画って事なんで
      あの時は確かタイトルの『ウマ娘』に反応してススス〜ッと釣られたんだよなぁ……

11. 名無しのトレーナー 2020/05/23(土) 10:27:27 返信

    いや～今年のウマ娘総選挙は波乱でしたな～（虚目）

    • 名無しのトレーナー 2020/05/23(土) 18:06:22 返信

      グラスちゃんがまさかなー

12. 名無しのトレーナー 2020/05/24(日) 13:10:24 返信

    ネザーではネザー要塞でブレイズ倒してブレイズロッドを手に入れるのが大目標ですかね ブレイズパウダーを作ってエンダーアイを作り、エンドポータルを完成させてエンダードラゴンを倒すのです 他にも色々ネザーだけでしか採れない素材がありますので頑張ってください 近々ネザーの大規模アップデートがあり、景色が様変わりしそうです アップデートを待ってから(どれくらい待たされるかは不明)探検を始めるのもいいかもしれ...全て読む

    ネザーではネザー要塞でブレイズ倒してブレイズロッドを手に入れるのが大目標ですかね
    ブレイズパウダーを作ってエンダーアイを作り、エンドポータルを完成させてエンダードラゴンを倒すのです

    他にも色々ネザーだけでしか採れない素材がありますので頑張ってください

    近々ネザーの大規模アップデートがあり、景色が様変わりしそうです
    アップデートを待ってから(どれくらい待たされるかは不明)探検を始めるのもいいかもしれません
    ネザライトというダイヤより強い装備も追加されるそうなので楽しみです

13. 名無しのトレーナー 2020/05/24(日) 15:08:40 返信

    紹介動画、冒頭でウマ娘声優3人出てポストウマ娘なとな吸に触れてて芝

14. 名無しのトレーナー 2020/05/24(日) 16:11:28 返信

    マイクラでトレセン学園再現！？

15. 名無しのトレーナー 2020/05/26(火) 16:47:36 返信

    それウマ娘やないか〜

16. 名無しのトレーナー 2020/05/28(木) 06:42:53 返信

    あつまれ どうぶつの森でウマ娘のトレセン学園を再現している猛者はいないのかな？

17. 学生SSトレーナーK 2020/10/02(金) 21:34:03 返信

    〜Rising world〜 躍動の章 1.新年の祈り 前編〜 . 一希「改めまして、あけましておめでとう」 皆「おめでとうございま〜す」 年越しはチームの皆と過ごした。最初は綺音と2人のつもりだったので、人数が増えて蕎麦を大量購入する必要もあったが、楽しい年越しとなった。 そして、昼になって、近くの神社に皆で初詣に向かっているのである。 一希達の番が来て、賽銭を投げ入れる。そして、祈り、願いを...全て読む

    〜Rising world〜
    躍動の章 1.新年の祈り 前編〜

    .
    一希「改めまして、あけましておめでとう」
    皆「おめでとうございま〜す」
    年越しはチームの皆と過ごした。最初は綺音と2人のつもりだったので、人数が増えて蕎麦を大量購入する必要もあったが、楽しい年越しとなった。
    そして、昼になって、近くの神社に皆で初詣に向かっているのである。
    一希達の番が来て、賽銭を投げ入れる。そして、祈り、願いを想い浮かべる。
    一希(アルスノーヴァが無事に、活躍できますように。いつかオークスを勝てますように。後…………‼︎死んだら転生して、不死身の身体と特殊な能力を持ってて、可愛い幼馴染と気の合う親友とよく懐くペットのドラゴンがいて…………)
    綺音(一希や皆が活躍しますように。そして、私も1人で頑張れますように……)
    エデン(いつかG1へ‼︎そして、長生きできますように‼︎)
    ライトネス(大阪杯を目指して頑張るので報われますように……)
    レジーナ(ゴールデンに恥じぬチカラと平和な日常を……)
    ゼファー(トレーニングの成果を発揮して活躍出来ますように‼︎後…………どれだけ食べても問題ない体を‼︎)
    全員が礼を済ませると、おみくじを引きに行く。金を払い、ドキドキしながらそれぞれ紙を開く。
    一希「中吉か……良くも悪くも俺次第だな……」
    仕事運の欄には、努力次第と書いてある。
    一希も、もっと頑張らなくてはと心の中で決意する。
    エデン「やったあぁ‼︎大吉‼︎」
    フォース「マジ〜⁉︎末吉なんだけど……」
    シルヴィア「Oh……me too……」
    レジーナ「私は中吉だよ」
    バトラー「私も。何が出ても頑張る事に変わりはないけどね」
    トラベル「吉……って事はいい方かな」
    皆がおみくじを見せ合って一喜一憂し、盛り上がりを見せる。
    そんな姿を見ながら、綺音も恐る恐る結果を覗く。
    綺音「…………」
    金運は良しと書いてある。
    綺音(一希が活躍するって事でいいのかな……)
    恋愛運の欄には、待つが良しとある。
    綺音(本当に一希の様な人が来てくれるのだろうか……はぁ、出会いが欲しい)
    そんな事を考えながら、少し目線を上げて空を見つめる。
    その時、ふとかすかに聞き覚えのある声がした。

    「何なんだこの不幸な結果はー‼︎‼︎」

    一希「おいおい皐芽じゃねぇか……」
    偶然にも声の主は皐芽だった。どうやらおみくじが悪かったようで、落胆している。一緒にいる3人の男が笑っている。
    名前を呼ぶと、気付いたらしく、一希の元にやって来た。
    一希「あけおめ……って、お前ら久しぶりだな‼︎」
    皐芽と一緒に来ていたのは、大学の友人だった。それぞれ蒋汰(しょうた)、百斗(びゃくと)、洸(ひろ)という名だ。
    一希「チームの皆は？」
    皐芽「あいつら深夜から初詣並びに行ったんだとよ。俺にはそんなの御免だから、こいつらと来たんだよ」
    一希「成る程ねぇ」
    蒋汰「そしたらこいつよ、凶引きやがってなぁ‼︎」
    洸「こいつ去年は末吉だったんだぜ、更に悪くなってやがるんだぞ‼︎」
    腹を抱えて、ドン引きする程に笑い声をあげている。
    一希「まぁまぁ、そん位にしとけって」
    大学の友人との再会を喜ぶ一希達。
    そこに、ふと綺音が話し掛けてきた。
    綺音「どうする？この後の予定は」
    一希「皆は？」
    綺音「あの子達は暗くなるまでちょっと遊びに行くらしいけど」
    チームの皆の方を向くと、何やらワイワイと盛り上がっている。
    一希「そうだね……ぶっちゃけ暇だからこのまま夕方まで外出しても、帰ってもいいんだけど」
    息をはいて、考える。白い息は上へ昇って、やがて消えていく。
    百斗「んじゃ、ここの皆でどっか行こうぜ」
    そう百斗が切り出した。
    その提案に、皆は好感的な態度をみせる。
    洸「彼女さんも一緒にどうすか？」
    綺音「あ、いや、彼女って訳では……」
    皐芽「元カノなんだよ。こいつ、俺が関東に来てからしれっと彼女作って別れて……」
    そう言って一希をからかう様につつく。一希は反応に困りながら、行こう、と言って歩き出した。

    一希達は元日から開いているボウリング場に行く事になった。
    一希「まぁ、よくも開いているよな」
    そう呟きながら、金を取り出す。
    2つのレーンを使って、6人によるボウリング大会が始まった。
    綺音「よし、スペアだよ‼︎」
    蒋汰「おお〜‼︎やる〜‼︎」
    順番待ちの時に、洸が一希に話し掛ける。
    洸「お前、トレーナーになったんだろ？その、ちゃんと活躍してっか？」
    一希「まぁ、一応レースに勝った事はあるよ」
    洸「やるじゃん。そう言えば、近所にも知り合いのウマ娘は沢山いるよ。めっちゃ速いさ」
    一希「お前のめっちゃを何処まで信用していいのか分からないけど、まぁそもそもウマ娘自体はその辺にいるしな」
    洸「その娘、来年トレセン学園だっけ？あれに入学するって」
    一希・皐芽「その話詳しく」ｶﾞﾀｯ
    洸の言葉に、一希は獲物を捕まえる様に反応する。
    後の方から皐芽まで話に突っ込んできた。
    洸「びっくりした……そのね、うちのマンションのお隣さんが、デビュー前のウマ娘を育成する教室みたいなのをやってんだ。隣だから定期的にお話しするのだけど……」
    一希「その人に今度会わせてくれ‼︎」
    皐芽「そうだ俺も話をしてみたい‼︎」
    ますます語調を強めて2人は食いつく。
    洸「わ、分かった……また今度言ってくれ、コンタクトとっておいてやるから……」
    洸は2人の勢いに思わず狼狽える。そんな中、ふと綺音が一希の名を呼ぶ声がした。
    綺音「三田っち〜、順番来たよ〜‼︎」
    一希「あ、あぁ‼︎分かった‼︎」
    そう言って12ポンド球を持ち、レーンへ向かった。
    一希・皐芽(絶対に強いウマ娘をスカウトしてやる……‼︎)

18. 名無しのトレーナー 2020/10/04(日) 08:19:22 返信

    デビュー前のウマ娘を育成するところ期待

19. 学生SSトレーナーK 2020/10/07(水) 22:37:42 返信

    〜Rising world〜 躍動の章 1.新年の祈り 後編〜 . 4階建ての小さなマンションに洸とその人間は住んでいる。 303の部屋番号に招かれた一希と皐芽は、インターホンを押す。扉の開く音と同時に、向こう側に眼鏡をかけた男性が見えた。やや白髪も混じり、中年紳士の風格を出している。 自分の親位の年齢かな、と一希は推測した。 こたつに促されて、腰を下ろす。先に洸は来ていた。 一希「面会の機会を...全て読む

    〜Rising world〜
    躍動の章 1.新年の祈り 後編〜

    .
    4階建ての小さなマンションに洸とその人間は住んでいる。
    303の部屋番号に招かれた一希と皐芽は、インターホンを押す。扉の開く音と同時に、向こう側に眼鏡をかけた男性が見えた。やや白髪も混じり、中年紳士の風格を出している。
    自分の親位の年齢かな、と一希は推測した。
    こたつに促されて、腰を下ろす。先に洸は来ていた。
    一希「面会の機会を頂きありがとうございます」
    皐芽「これ、持って来たので宜しければ奥さんと一緒に召し上がって下さい」
    台所にいた女性が優しい顔で礼を言った。
    ふと、男性も口を開く。
    「あなた方の名前は知っています。三田雷さん、呉さん。私は村上靖(むらかみやすし)、ご存じの通り教室をやっています」
    村上は、一希と皐芽が持って来た紙袋からお菓子を取り出した。
    村上「洸くんが前に話していた友人のトレーナーが、2人の事でしたか」
    洸はへへっと軽く笑った。
    そのまま続ける。顔を上げ、微笑みながら言う。
    村上「2人が来た目的は何となく推測できますよ。恐らく、教室の娘をスカウトするためでしょう？」
    皐芽「その通りです」
    一希も頷いて答える。
    村上「では、明日にでも見学に来ると良い。2人の目で見極めて、スカウトして下さい。まぁ、最終的には本人の意志次第ですが……」
    表情こそ変わらないものの、話し方から、好意的なのは明らかだった。
    一希「ありがとうございます‼︎」
    皐芽「是非見させて頂きます‼︎」
    洸「良かったな、2人共」
    村上「うちの教室に自らスカウトしに来るトレーナーはいないからねぇ……これでもベルホッパーとかを育成してるのにね」
    少し残念そうに苦笑する。
    皐芽「あぁ、一昨年の皐月賞2着だった娘か」
    一希「確かクラシック皆勤でしたっけ。凄いじゃないですか」
    表情も少し強くなり、村上は真剣な声で言う。
    村上「父の代から教室をやってるんです。大手の育成クラブに負けないつもりで頑張ってます」
    一希「勿論、俺は新人ですが、負けない様に日々頑張ってます」
    皐芽「スカウトした娘も、活躍出来るように努力して行きますよ」
    同じ様な表情で、2人は返す。
    村上「そりゃあ嬉しいね……では、2人に期待しますよ‼︎」
    一希・皐芽「はい‼︎」

    ー翌日ー
    一希「見学させて頂きありがとうございます」
    双眼鏡やメモ帳等の荷物を持って、2人は再び村上の下───今回は彼の教室────を訪れた。
    村上「気にしないで見ていいよ。2人が見学する旨は伝えている」
    そう言って横を見る。運動場で30人弱のウマ娘がアップしている。
    皐芽「誰かアプローチしてくんないかなぁ」
    一希「別に有名なチームでもないし、そんな入学前から喜んで入ってくれる娘なんてそうそういないよ」
    村上「私含め4人のコーチで教えてます。そろそろ私も指導に戻らせて貰うとしよう。2時間ちょっとだから、その間に気に入った娘を見つけてスカウトして下さいね」
    そう言って村上は去っていった。
    皐芽「よし、ここからが勝負だな」
    一希「あぁ、負けるつもりはない」
    そう言って、双眼鏡を取り出し、ウマ娘の姿を見る。
    一希(まず気にするのは持久力があるかだ。走りを見て、心肺機能を推測していく)
    教室のウマ娘達は、続々とアップを終えてコースで単走を始めている。
    一希(コースは体育館をぐるっと囲む様に回る楕円を描いているんだっけな。直線は1ハロン……まではいかないか……)
    コースに近寄り、足元を踏む。
    一希(ダート……と言うよりオールウェザーに近い造りか。まぁ、こっち側の直線は坂になってるからパワーを測るには悪くない……)
    一方、皐芽は……
    皐芽(あの建物のせいで向正面は一部しか見えねーな。立地条件的にもコーナーがキツくなるのは必然的。右回りだから、ローカルや中山での適正に直結するか……)
    メモ帳を持ちながら、走るウマ娘の足元を見ている。
    皐芽(流石にずっとここを走っていれば手前替えは明らかに下手な娘はいないな。併走時に他の要素も再確認するか)
    やがて、併走に入った。3人組で併せに入る。後方の娘が外を回ってかわす、というメニューだった。
    一希(おお〜、皆しっかりと脚の使い方の基本は出来てるな)
    次の組が走り始めた。
    一希(あの娘はそこそこ走り方が綺麗だな………………っ⁉︎凄い‼︎このキツいコーナーでぎこちなさが感じない‼︎しかも、結構スピード出してた筈なのに、走り終わった後の話をしてる様子を見ると、呼吸の乱れが他の娘に比べて目立たない⁉︎これは……)
    一方、皐芽は……
    皐芽(あの辺の娘……さっきから見てると中々自分のペースで走れてる気がするな)
    次のメニューに移る。前半は指定されたタイムを守り、直線で全力で競り合うというものだ。
    皐芽(おっと、最内の娘少しコーナーでごちゃついたな………………っ⁉︎マジか‼︎ごちゃつきに巻き込まれた筈なのに真ん中の娘は外としっかり競り合ってる‼︎根性あるじゃねぇか……‼︎しかも身長は平均位なのにピッチが速い⁉︎これは……)

    トレーニングと見学はそのまま続いた。
    トレーニングが終えた頃、2人はいくつかの気になる娘を見つけたようだ。
    村上「どうでしたか？何人か目ぼしいのはいたんじゃないですかね」
    村上は既にミーティングを終えてやって来た。2人はメモを見ながら、気になるウマ娘を言う。
    一希「まず俺が一番目についたのが、あの青い服着た短髪の娘です」
    皐芽「え」
    一希「え？」
    皐芽「それ、俺も一番気になったんだけど」
    一希「マジか……」
    お互い、冷や汗が出る様な気分だ。本人さえ良ければ、間違いなく取り合いになる。
    村上「彼女の名前はスカイズムシグナスです。確かにあの娘はこの教室でもトップクラスですよ」
    やはりか、と思いながら再びメモに視線を落とす。
    一希「取り敢えず……じゃ他の気になった娘言ってくか」
    皐芽「ああ」
    一希は話しているウマ娘の方を向き、指を指した。
    一希「あそこの……水色の服の娘」
    村上「スノードームですね」
    皐芽「帽子被ってる娘ですね……蛍光色の服装の」
    村上「あの娘はスペシャライザー」
    一希「最後に……あの黒髪ロングヘアーの娘が良く見えました」
    村上「レーアイアンですか」
    皐芽「んじゃ……俺も一応3人にすっかな。えっと……あのリュックしょってる娘ですね……ってもう帰る気だ‼︎ヤベぇ‼︎」
    村上「サイドエリーです」
    サイドエリーというウマ娘は、今にも帰ろうとしている様子だった。
    村上「あ〜早いな。急いで全員呼んで来ますので、待ってて下さい‼︎」

    5人の娘が呼ばれて、2人の元に来てくれた。
    普段から見ている、エデンらのチームメイトに比べると、皆僅かに子供らしさが残っている。
    村上「2人のトレーナーさんが君達にチームに加入して欲しいって話なんだけど……」
    一瞬、一希と皐芽は互いを見る。
    村上「スカイズムが……2人共一番スカウトしたいって言ってるんだ」
    えっ、とリアクションをして、青い服の短髪ウマ娘が2人を見る。
    数秒考えて、困った様に言った。
    スカイズム「ウチはいいんですけど……母さんとかが何て言うか分からないし……2人のどちらを選べって言われても、ちょっと迷っちゃうし……」
    一希「俺は100万でも出すぞ」
    皐芽「ならば110万出してやる」
    一希「だったら120万」
    皐芽「そんなら150万」
    一希「200万‼︎」
    困惑した表情のスカイズムシグナスをフォローする様に、村上が切り出す。
    村上「家族と相談して、決めればいいんじゃないかい？彼らだって今日中にスカウトしなきゃ駄目な訳じゃないと思うよ」
    皐芽「無論」
    一希「お待ちしてます」
    彼女は小さく頷くと、ありがとうございます、と呟いた。
    その時、ふと1人のウマ娘が手を挙げた。一希がスカウトを狙っているスノードームだ。
    スノー「私は遠慮させてもらっても良いでしょうか……」
    一希「」
    皐芽(あ、早速1人拒否のお知らせ)

    ー数日後ー
    村上に呼ばれて、またもややって来た。
    村上「スノードームを除いた4人は皆加入を承認した。良かったですね」
    一希「本当ですか⁉︎」
    皐芽「良かったぁ……」
    2人はほっとした表情になった。
    だがそれも束の間。
    村上「しかし……」
    2人は固唾を飲んで互いを見る。
    村上「2人の第一希望を……どうにかしないとね……」
    スカイズムシグナスは他のウマ娘と様子をうかがっている。綺麗なグレーのような色をした瞳は、彼女が見ている視界すらも映しそうだ。
    村上「そこで、決め方の提案だけど……」
    メモ帳とペンを持つよう言われ、2人はそのままに従う。
    村上「紙に交渉額を書いて欲しい。そして、提示額の高い方のチームに入る事にするので良いですか？」
    2人は頷き、シンキングタイムをとる。
    村上「100万でも200万でも、好きな様にどうぞ」
    一希(200万は下回らないだろう……それよりも高く打ってくる筈だ……あいつの通帳事情は知らんが、このチャンスは逃したくない……‼︎)
    皐芽(こないだ200万と言ってたのは冗談じゃない筈だ。それよりも数十万は盛ってくる……と考えると、この辺かな)
    一希が先にペンを滑らせ、続いて皐芽も書き終わった。
    4人のウマ娘がざわついている。
    村上「いいかな？じゃあ、せーの‼︎」
    皐芽は250万円。
    一希は380万円。
    おお〜、というウマ娘のリアクションが聞こえる。
    皐芽「まじかぁ……想像以上に盛ったな」
    一希の金額を見て、皐芽は残念そうに苦笑する。
    一希「100万は抑えても大丈夫だったのか……損したかぁ…………いや」
    そう呟くと、一希は加入が決まった2人のウマ娘の方を向く。
    一希(このウマ娘達が、そんな金額なんて鼻で笑える位稼いでくれる‼︎そんなウマ娘に俺は育てるんだ‼︎)
    一希「スカイズムシグナス、レーアイアン。来年度から宜しくね‼︎」
    スカイズム・アイアン「はい‼︎」
    皐芽「えっと……スペシャライザーとサイドエリーだったね。春から担当する、呉皐芽です。宜しく」
    ライザー・サイド「宜しくお願いします」
    そばで村上は優しく微笑む。
    村上(彼らがこの娘達を一流に育成してくれる事を祈って、明日からも頑張っていこう)
    友人が繋いでくれた出逢いは、果たしてどんな未来に向かうのだろうか。
    若きトレーナーとベテラン講師の挑戦が今年も始まるのだった。

20. 学生SSトレーナーK 2020/11/02(月) 22:36:07 返信

    〜Rising world〜 躍動の章 2.ホープ 前編〜 . 一希達は中京にいる。というのも、理由はある。金に余裕のない一希が、中山開催があるのにわざわざ中京まで行く理由、それはホルンである。 〜〜 ホルン「トレーナー……ホルンのレースどうなるんですか……⁉︎」 一希「どうしよう……東京開催は次は2月……流石にそこまで待てないぞ……‼︎」 エデン「中京やってるよ？」 一希「確かに……‼︎でも遠...全て読む

    〜Rising world〜
    躍動の章 2.ホープ 前編〜

    .
    一希達は中京にいる。というのも、理由はある。金に余裕のない一希が、中山開催があるのにわざわざ中京まで行く理由、それはホルンである。

    〜〜
    ホルン「トレーナー……ホルンのレースどうなるんですか……⁉︎」
    一希「どうしよう……東京開催は次は2月……流石にそこまで待てないぞ……‼︎」
    エデン「中京やってるよ？」
    一希「確かに……‼︎でも遠征費がまたかかるな……計画的に使わないといつかボロを出しそうで怖いから迷うなぁ……」
    〜〜

    エデン「と言いつつ12月の開催終わったよね」
    一希「それは俺がアホだった……」
    今は1月中旬。もうそろそろ冬休みも終わりな頃だ。
    開幕週の中京に土日でバンバンと出す。遠征するから折角なので、という事で土曜にホルンのデビューとエデンの500万条件、日曜にウェーブとゼファー、シルヴィアの未勝利戦に登録した。5人のレースが構えている。
    一希「まぁ今日は水曜だし、明日までは好きな所に行く事にしとけばいいかな」
    予定を確認して一希は言う。
    ゼファー「いやぁ〜朝練しといて良かったね〜」
    シルヴィア「確かに、トレーナーにここ来てすぐシゴかれるのは嫌だわ……」
    一希「おっ？そんなに俺の特訓がお望みか？」
    鋭い視線で振り返る。
    ブンブンとシルヴィアは首を横に振った。
    一希「冗談だ。兎に角、この辺から自由行動にする。疲れたら適当に宿に戻るなりしておいて結構だからな」
    皆「は〜い‼︎」

    さて、一希は何処に来たかというと……
    一希「着いたぞ、名古屋レース場‼︎」
    東海の地方トゥインクルシリーズ、名古屋ケイバ。
    名古屋まで来たのでどうせなら、と観る事にしたのだ。
    一希「しかし本当に俺についてきて良かったのか？」
    綺音「大丈夫。今日位はあの子達だけにさせてあげて」
    一希「そっか、分かった」
    2人分を購入し、入場する。
    確かに中央と比べれば小さく、立派さでは明らかに劣る。でも、一希はこのローカルな感じが大好きだった。
    一希「さて、新聞も買ったし、予想しようぜ」
    一希は地方のトレーナーではないので、賭ける事が出来るのだ。
    一希「こうやって予想するのも、何気に良いウマ娘を見抜く練習にもなるんだよな」
    そう言いながら、パドックで準備するウマ娘達を眺める。
    客が少ない為、最前列で見る事が出来た。それに、関係者の顔も良く見える。
    一希「…………」
    そちら側を見ていると、ふと1人の人と目が合った。しかし気不味くなり、思わず視線を動かす。
    綺音「予想は大方ついたよ。買いに行こう‼︎」
    一希「分かった。点数も程々にな」
    一希(…………あの人、俺にずっと視線を送っていたがしたのは気のせいだろうか…………？)

    綺音「一希も外れ〜？」
    一希「あぁ。中々地方は難しいな。ま、それが面白いとこなんだけどっ、と」
    立ち上がって再びパドックに行く。
    ペンを回しながら、新聞とウマ娘の2つに交互に視線を動かす。
    何かに反応するように、一希はふと、後ろを向いた。
    綺音「どうした？」
    一希「いや、何でも」
    一希(さっき……何か気配がした気が……)

    午後になり、また1つとレースが終わる。
    もう一度パドックへ向かおうと後ろを向くと、またさっきの男と目が合った。
    「あ、こ……こんにちは」
    突然挨拶してきたので、少し戸惑いながらも返す。
    一希「あ、えぇ……こんちは」
    お互い困惑してる様だった。
    一希(誰だ……？)
    「あの……中央の新人トレーナー、三田雷一希さんですよね？」
    再び唐突に言われたので、頷いて小声で返す。
    すると、そのスーツを着た小太りの男は名刺を取り出した。
    「僕はトレーナーの城嶋泰怔(じょうしまたいせい)と言います。宜しく」
    一希「どうも………………って、えっ⁉︎城嶋⁉︎あなたってもしかして……」
    綺音「もしかして……？」
    ゴクリ、と唾を飲み込んでもう一度口を開いた。
    一希「名古屋ケイバの……1500勝トレーナーですよね⁉︎」
    一希は驚きを隠せない。話し掛けて来た目の前の人物は、実は地方の名手だった。
    城嶋「えぇ、ご存知の様で光栄ですね」
    一希「でも、何であなたが俺に……」
    城嶋「…………あなたと話をしてみたいと、思ってね」

    レースが終わったら、少し話をしてみたいらしい。すぐに城嶋は立ち去った。彼のウマ娘もメインレースに出るのだ。
    そして、最終も終えて、少し暗くなってた頃だ。流石に冬なので、暗くなって寒さも感じる。
    綺音は先に戻ったので、1人残って待っていた。
    暫くすると、荷物を持って彼がやって来た。
    城嶋「済まない、待たせました」
    一希「大丈夫ですよ。それより、マイル争覇優勝おめでとうございます‼︎」
    城嶋「ありがとう、あなたに勝利の瞬間を見て貰えて良かったよ」
    祝福の言葉を送ると、話をする為に歩き出した。
    暫く歩くと、城嶋に誘われて名古屋きしめんの店に入った。一通りのオーダーを終えると、冷水を注ぎながら一希は尋ねた。
    一希「それで、話と言うのは……」
    城嶋「トレーナーを、探してたんです」
    一希「はぁ」
    水を一口喉に送ると、城嶋は続ける。
    城嶋「僕のチームに、今年のクラシック世代で強いのがいてね……中央に挑戦させたいんだ」
    一希「成る程」
    城嶋「去年はゴールドウイング賞をあっさりと勝って、次は再来週の梅桜賞に挑むつもりだ」
    一希「そして、中央に挑むと……」
    それぞれ注文したものが置かれた。箸を割り、再び城嶋は口を開く。
    城嶋「名前は、ミドリアヌシーといいます」
    一希「ミドリアヌシーですね……自信はあるんですか？」
    城嶋「そこなんだ。僕は見せ場は十分作れると思うのだけど……何故頼んだのかと言うと、実は…………アヌシーはハナから勝てると思ってないんです」
    一希「そんな……」
    麺を口に含む。もっちりとした食感がたまらない。
    舌鼓を打ちながらも、一希は彼の話に耳を傾けていた。
    城嶋「決してやる気がない訳ではない。唯、彼女にとってこの挑戦は思い出作りの一環なようです」
    一希「成る程……あまり勝利への執念がないのは気になりますが、俺は喜んで預かりますよ。でも……俺である意味はあるんですか？」
    城嶋「それがね……思い出作りだからって『若いカッコいいトレーナーと一緒にやりたい‼︎』みたいな事を言うもんで……」
    一希「はは…………」
    一希(俺で大丈夫か？)
    苦笑しながら、麺を飲み込む。
    城嶋「でも、その内若いトレーナーの誰かと適当にコンタクトを取って預かって貰おうかと思ってたので、正直誰でも良かったんです」
    複雑な表情に微かな苦笑を浮かべて、城嶋は続ける。
    城嶋「でも偶然あなたを見つけた。僕は結構ね、中央のトレーナーにも興味があって……一目見て、中央の新人だって分かりましたよ」
    一希(前々から俺の事を知っていたのか……)
    名古屋の優秀なトレーナー、しかも自分の事を知っている人に自慢のチームメイトを託された。一希にとってそれは当然光栄な事だが、同時に責任感も感じる。
    城嶋「取り敢えず、あなたの所属でいく話で通してみます。また今度相談を出来ますでしょうか」
    一希「スケジュールさえ合えば大丈夫ですよ」
    先に食べ終えた城嶋が口を拭って、嬉しそうに息を吐く。
    城嶋「しかし良かった……アテが出来た」
    一希は城嶋の方を見て、残り少ない麺をちびちびと味わう様に啜る。
    一希は本当に自分でいいのかと思っていたが、そんな安心した様子を見て、少しばかり不安が和らいだ。
    城嶋「いやぁ、中央での一時的所属が決定すれば中央の施設とかも使えて大分コンディションも良化しますしね。トレーニングやレース選択はお互い相談して決定って事でも大丈夫ですか？」
    一希「勿論。まぁ正式に所属が決定したらの話ですけどね……」
    最後の一口を飲み込んで、ごちそうさまを言った。
    勘定を済ませて、2人は店を出る。
    一希「では、正式に決定した際にはご連絡を」
    城嶋「えぇ」
    2人はお互いの帰路に着いた。冷え込んだ夜に、吐いた息が白く昇っている。
    一希「地方のホープ、か」
    小声で、一希はそう呟いた。