エンデュランス馬術競技
完全新作アニメーション「BNWの誓い」ではウマ娘たちの駅伝が描かれますが、実は馬術にも「エンデュランス」という人と馬とが協力して長距離を走りきるという競技が存在しています。
BNWの誓いの最新PVが公開されたことだし今回はそんな「エンデュランス」についてご紹介させて頂きます!
エンデュランス馬術競技
エンデュランスとは馬術競技の一種で、数十kmという長距離を数時間賭けて騎乗し、その走破タイムを競うというもの。2006年よりアジア競技大会の種目に採用されています。
馬の健康状態を管理する能力を競う競技
一定の区間ごとに獣医師が馬の健康診断を行い、競技続行可能かどうかを決定します。そのため騎手は常に馬の状態を気にかける必要があります。
エンデュランス競技会規定にも、
エンデュランス競技とは、コース、距離、天候、地形、時間といった要素が絡むエンデュランス・コースの走行において、馬のスタミナや競技への参加適性を安全に管理できる選手の能力を競う競技である。
引用元:file:///C:/Users/tsunami/Downloads/FEI_Endurance_rule_8th_WEBVERSION.pdf
と記載されている通り、馬のスタミナや適性を競うのではなく「馬の健康を管理する能力」が何よりも重要!
馬に対して虐待とみなされるような行為や行動をとった場合は失格となるなど沢山の決まりがあります。
また、通常の表彰の他に「ベストコンディション賞」という、もっともコンディションの良い1頭が表彰される賞も!これは選手や、選手と馬をサポートするクルーたちにとって最も名誉ある賞なんだそうです。
早く走らせるのが重要なのではなく、「大丈夫かな?」と馬を気遣いながら進んでいく…馬をいたわることが何よりも大切な競技なんですね!
テヴィスカップ
有名なのはアメリカで行われている「テヴィスカップ(Western States Ride)」。
テヴィスカップでは100マイル(約160km)という距離を24時間以内に走破しなければならず、まさに限界に挑戦するような耐久レース。
しかも走るのは荒野や山のデコボコ道、時には川も超えて進まないといけません。
出版社である宝島社の代表取締役社長・蓮見清一さんはこのテヴィスカップで2003年から2011年にかけて8回連続完走の記録を持っているんだとか。すげー!
日本でもやってるよ!
そんなエンデュランス馬術競技、世界各国で行われていますが、日本でも行われています。
日本で規模の大きい大会では「全日本エンデュランス馬術大会」があり、今まで北海道、山梨県、長野県で開催。走破距離は120kmと80kmが設定。
ちなみに2018年は9月23日に鹿追町ライディングパークで「第19回全日本エンデュランス馬術大会2018」が行われました。
馬術のあれこれもっと知りたい!というトレーナーさんはA to Zinbaというサイトにも沢山情報があったのでオススメです!
エンデュランス競技に挑戦!
なんとエンデュランス競技やトレーニングに参加することも出来るらしいです!
勿論ライセンス取得や知識・技術を学ぶことが必要です。
八ヶ岳ロングライディングのサイトで紹介されていたエンデュランス出場までの流れはこんな感じ!
全乗振3級もしくは日馬連C級ライセンス取得
(ライセンスをお持ちでない方は取得の為のマンツーマンレッスンで取得までサポートします)
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エンデュランスに必要な知識、騎乗技術を学んでいただきます。
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出場する競技会、馬の選定
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競技会に向けてのトレーニング
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競技会前の調整
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競技会出場
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トレーニングライド20キロ完走
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完走の後、エンデュランス3級ライセンス受験
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エンデュランス3級取得
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トレーニングライド40キロ完走
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完走の後、エンデュランス2級ライセンス受験
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エンデュランス2級取得
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トレーニングライド60キロ完走
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エンデュランス60キロ完走
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エンデュランス80キロ完走×3回
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エンデュランス1級取得
引用元:http://www.y-long-riding.com/menu/endurance/index.php
エンデュランスをガチでやってみたいというトレーナーさんがいらっしゃったらぜひ!
以上、まるで私の手柄のようにご紹介させて頂きました。掲示板で教えてくださったトレーナーさんありがとうございます!
日本でも行われてたなんてマジで知らなかった!馬術は日本が金メダル獲ったりしててすごいんですよね~
ここ最近、RED DEAD REDEMPTION 2で毎日してる