サイレンススズカとエアグルーヴのサイドストーリーが公開
アニメ版 第20回「ぱかラジッ!~ウマ娘広報部~」が配信され、アニメ第7Rのサイドストーリー「メッセージ」が公開となりました!
サイドストーリー部分を文字に起こしてみました!(画像はイメージです)
ぱかラジッ!
【アニメサイドストーリー第7R配信開始!】
ぱかラジッ!にてサイドストーリー第7Rが配信開始!
今回はサイレンススズカのお見舞いに、たくさんのウマ娘たちが登場します!
ギプスに書かれたたくさんのメッセージ、仲間を想う一幕をぜひお聴きくださいね♪https://t.co/Ou3KdCpP7q #ウマ娘 pic.twitter.com/34KGYWQ6Ab— ウマ娘プロジェクト公式アカウント (@uma_musu) 2018年8月17日
サイドストーリー第1~6R
既に配信されたサイドストーリーの内容&動画はこちらとなっています。
◆第1R「走りたいように!」
サイレンススズカが<スピカ>に入る少し前のお話。 勝つ使命を受けた<リギル>のトレーナー、東条ハナ。 自由に走りたいと思うサイレンススズカ。 二人の出した答えとは…
◆第2R「目指せ!デビュー!」
デビューを目指すウオッカとダイワスカーレット。 デビューに向けて二人はトレーナーにアピールする作戦を行うのだが…
◆第3R「ふたつの星」
トウカイテイオーが<スピカ>に入る前のお話。 シンボリルドルフのことが大好きなトウカイテイオーは なぜ<スピカ>に入ることを決断したのか…
◆第4R「わたしのレース!」
デビュー戦に向けてハルウララが高知で奮闘中!
果たしてレースの結果は…
◆第5R「ダービーに出るということ」
日本ダービーという大舞台に向けウマ娘たちが猛特訓!
彼女たちがダービーに込めた想いとは…
◆第6R「これからも」
チーム<スピカ>所属に悩むメジロマックイーン。
秋のトゥインクル・シリーズ大感謝祭で占いをすることに。
果たして占いの結果は…
第7Rサイドストーリー「メッセージ」
コンコン(ノック音)
サイレンススズカ「…どうぞ」
トレーナー「よう!」
サイレンススズカ「トレーナーさん」
トレーナー「お、すごい花の量だな」
サイレンススズカ「みんなが持ってきてくれたんです」
トレーナー「そうか。随分顔色が良くなったな、スズカ」
サイレンススズカ「はい。励ましの言葉を沢山かけてもらって、改めてチームの大切さや友達の大切さがわかった気がします。私、みんなのためにも早くトレーニング出来るようになりたいです」
トレーナー「ま、焦りは禁物だ。きっと、走れるようになるさ」
サイレンススズカ「…はい!」
トレーナー「それじゃ、俺もあいつらみたいにギプスに願掛けでも書くかな~。“早く治りますように”って。……あれ?書くとこないじゃないか。いつの間にこんな沢山」
サイレンススズカ「ふふふっ。みんなが書いてくれたんです」
第7R『メッセージ』
ガラガラ(ドアを開ける音)
スペシャルウィーク「スズカさん!飲み物持ってきました!……って…」
ゴールドシップ「うーーん…やっぱさ、チームスピカとしては他のやつらに負けてらんねぇって」
メジロマックイーン「別に勝ち負けを競うところでもないでしょう!」
トウカイテイオー「でもでも、こういうところで既に戦いは始まってるんだよ?やるからには全力でやらなきゃ!」
メジロマックイーン「あなた達、ギプス上で戦ってどうするんですの?」
サイレンススズカ「あの…私はみんなの気持ちがあれば何だって大丈夫だから」
スペシャルウィーク「みんな、何してるの?」
トウカイテイオー「あ!だったらスペちゃんに決めてもらおーよー!」
スペシャルウィーク「うぇっ!?な、何をですか…?」
メジロマックイーン「スズカさんのギプスに、どんなメッセージを書くかで議論しているのです」
ゴールドシップ「やっぱさ、スピカとして一番目立ってスズカのハートに響くメッセージを書くべきだろ?」
メジロマックイーン「だ・か・ら!こういうものは本人の気持ちだと言っているでしょ!…ふん!!」
ガシッ!ギリギリギリ…(メジロマックイーンがゴールドシップに技をかける音)
ゴールドシップ「のぉぉぉぉ~!こ、これは…!」
メジロマックイーン「あなたはもっと、常識というものを身につけるべきです!」
スペシャルウィーク「ああ、あの、病室で暴れちゃスズカさんに迷惑が…み、みんな落ち着いてください~!」
サイレンススズカ「…ふふっ」
スペシャルウィーク「ん?」
サイレンススズカ「この騒ぎ、なんだかスピカの部室にいるみたいで、楽しいわ」
スペシャルウィーク「スズカさん…!マックイーンさん!このまま技を掛け続けて!」
メジロマックイーン「任せてください!」
ゴールドシップ「いや、止めろよ!」
ゴールドシップ「はぁ…はぁ…まさか、スペまでもが裏切るとは…さすがの私も予想外だった…ガクッ」
メジロマックイーン「これで決着はつきましたわね。メッセージは本人の気持ちということで」
トウカイテイオー「じゃあ、ボクから書いてくね!」
スペシャルウィーク「スズカさん!私も書いていいですか?」
サイレンススズカ「ええ、お願い」
ガラガラ(ドアの開く音)
ナイスネイチャ「あ、沢山いるじゃん」
エイシンフラッシュ「ナイスネイチャ、ノックもせずに失礼ですよ」
サイレンススズカ「ナイスネイチャ、エイシンフラッシュ」
ナイスネイチャ「えへへ、また来ちゃった」
エイシンフラッシュ「どうやら取り込み中だったようですね。すみません。あと1分30秒で帰りますので」
一同『こ、細かい…』
サイレンススズカ「ううん、気にしないで」
トウカイテイオー「ねぇねぇ、先輩たちもギプスに何か書いてく?」
ナイスネイチャ「え?これ書いていいのか?」
エイシンフラッシュ「気にせず、書いていらしてください」
ナイスネイチャ「よっしゃあ!じゃあ、心に響くメッセージを…」
エイシンフラッシュ「今日はチームの皆さんもご一緒されているんですね。時間はあらゆる傷を治します。しかし、良き友人が入れば、その時間も短くなるでしょう」
サイレンススズカ「私もそう思う」
ナイスネイチャ「よし!書いたよ!」
ゴールドシップ「なになに…“退院最高”?」
トウカイテイオー「どういうこと、これ?」
ナイスネイチャ「あー、これは…」
エイシンフラッシュ「ナイスネイチャ、時間です!」
一同『えっ!?』
エイシンフラッシュ「さあ、行きますよ」
ナイスネイチャ「ええっ?」
エイシンフラッシュ「皆さん、お騒がせいたしました。私のメッセージは明日、12時20分に書かせていただきます」
ナイスネイチャ「ちょ、ちょっと…まだ私の説明が~!」
エイシンフラッシュ「ほら、行きますよ!」
ナイスネイチャ「うえぇ~!?」
メジロマックイーン「な、なんと言いますか…時間に正確な人なんですね…」
マチカネフクキタル「おっと!先客万来ですね!」
メジロマックイーン「あら、マチカネさんじゃないですか」
ゴールドシップ「よっしゃふっかーつ!おー、いいところに来た!な、お前も書いけって!今ならまだいいところ空いてるぞ~い!ほれほれ、こっちこっち~!お前の熱い気持ちを、あのギプスに込めて…」
マチカネフクキタル「あああのっ、何が何やら」
スペシャルウィーク「スズカさん、私今のうちに書いちゃいますね!」
ゴールドシップ「スペ!何抜け駆けしてんだ!」
メジロマックイーン「ずるいですわ!私も書きたいのを我慢しているんですから!」
スペシャルウィーク「ええ~!?抜け駆けじゃないですよー!」
トウカイテイオー「ダーメ!スペちゃんは最後に書くのぉ!」
わちゃわちゃ
サイレンススズカ「…ふふふっ」
コンコン…ガラガラ
看護婦さん「そろそろ面会時間終了ですよ」
トウカイテイオー「は~い」
メジロマックイーン「スズカさん、今日は騒がしくしてしまってすみませんでしたわ」
サイレンススズカ「ううん。とっても楽しかったわ」
ゴールドシップ「じゃあ、またな!」
スペシャルウィーク「スズカさん、また明日!」
サイレンススズカ「ええ」
ガラガラ(みんなが去っていく)
サイレンススズカ「(急に静かになっちゃったな…)」
サイレンススズカ「(みんなの優しい気持ちが伝わってくる。とても勇気を貰える。とても嬉しい。でも、私が…)」
コンコン(ノック音)
エアグルーヴ「スズカ?………悪い、入るぞ」
エアグルーヴ「寝ているのか…。花がまた増えてる。そうか、みんながスズカを心配しているんだな。私は勝ち逃げを許さない。スズカ…絶対に私と勝負をするんだ。次は必ず、私が勝つからな」
サイレンススズカ「…負けないわよ」
エアグルーヴ「うわぁ!?ス、スズカ!?起きてたのか!?」
サイレンススズカ「ご、ごめんなさいエアグルーヴ…そんなに驚くって思わなくて。でも…ふふっ」
エアグルーヴ「な、なんだ!」
サイレンススズカ「あのエアグルーヴがそんなに可愛い声で悲鳴を上げるなんて…ふふふっ」
エアグルーヴ「笑うな!全く…こんな人が悪いところがあるなんて、リギルにいた頃は知らなかったぞ」
サイレンススズカ「ええ。私も知らなかったわ」
エアグルーヴ「…ふん…」
サイレンススズカ「ねぇ」
エアグルーヴ「なんだ」
サイレンススズカ「今日もトレーニングだったんでしょ?」
エアグルーヴ「ああ、ウィンタードリームトロフィーは年が明ければすぐだからな」
サイレンススズカ「…」
エアグルーヴ「なんだその顔は。お前は何も気にしなくていい。私が好きでやっているんだ」
サイレンススズカ「…好き?」
エアグルーヴ「あ、いや。別に変な意味じゃないぞ。私は私のやりたいようにやっているだけだという意味だからな。…スズカ。お前の考えていることくらいわかる。だが、今くらいはみんなの好意を素直に受け取っておけ。退院すれば、私達はライバルとしてしのぎを削ることになるんだ。甘くしてやるのは今だけだ」
サイレンススズカ「…」
エアグルーヴ「…スズカ?」
サイレンススズカ「…それじゃ。お言葉に甘えて。はい、これ」
エアグルーヴ「マジック?」
サイレンススズカ「“勝ち逃げは許さない”って書いておいて。じゃないと、忘れちゃうかも」
エアグルーヴ「なっ…そんなこと、忘れるわけないだろ!」
サイレンススズカ「今は甘くしてくれるんでしょ?」
エアグルーヴ「全く…余計なこと言うんじゃなかった。書くところ残ってないから、足の裏に書くぞ」
サイレンススズカ「ありがとう、エアグルーヴ」
エアグルーヴ「なんだ急に」
サイレンススズカ「なんでもない」
エアグルーヴ「…そうか」
スズカさん小悪魔すぎるよおおおおおおおおおおお
「リハの時からエアグルーヴ好きって思いながらやってた」
「照れ屋な彼氏とイタズラな彼女」
今回声優さんたちもみんな大興奮でしたね~!エアグル姉さんのデレ可愛すぎて動悸が…
いやマジここでスズカちゃんとエアグル姉さんの絡みが来るなんて思ってなかったのでヤバイ。ニヤニヤしながら文字に起こしてた自分を思い出すとなんだか泣きたい気持ちになりますが、最高だったのでよし!
???「これはエアスズの時代が来てますね、そう思いません?」