トウカイテイオーとシンボリルドルフ会長のサイドストーリーが公開!
アニメ版 第16回「ぱかラジッ!~ウマ娘広報部~」が配信!今回はトウカイテイオーとシンボリルドルフ会長のサイドストーリーとなっています。
サイドストーリー部分を文字に起こしてみました!(画像はイメージです)
ぱかラジッ!
【アニメサイドストーリー第3R配信開始!】
ぱかラジッ!にてサイドストーリー第3Rが配信開始!
今回はトウカイテイオーがスピカに入る少し前のお話。 トウカイテイオーとシンボリルドルフの心模様を描きます。あの時二人は何を思ったのか…ぜひお聴き下さいね♪https://t.co/Ou3KdCpP7q #ウマ娘 pic.twitter.com/Jz6Z9Rr7Sq— ウマ娘プロジェクト公式アカウント (@uma_musu) 2018年7月20日
ぱかラジッ!にてサイドストーリー第3Rが配信開始!
今回はトウカイテイオーがスピカに入る少し前のお話。 トウカイテイオーとシンボリルドルフの心模様を描きます。あの時二人は何を思ったのか…ぜひお聴き下さいね♪
アニメ版第16回ではテイエムオペラオー役の徳井青空さんがゲストとして出走!
第3Rサイドストーリー「ふたつの星」
トレーナー「おーい!なんで逃げるんだー!俺の話を聞いてくれってー!」
トウカイテイオー「だーから!前にも聞いたってばー!」
トレーナー「お前の才能は、俺が磨く!だから入部してくれ!テイオー!」
トウカイテイオー「ボクは会長のいるリギルに入りたいって言ってるでしょー!」
トレーナー「お前の才能はスピカでこそ輝くんだー!」
トウカイテイオー「スピカ?スピカって、もしかしてスズカが移籍したチーム?」
トレーナー「そうだ!お前のこの素晴らしい足があれば、三冠制覇も…」
トウカイテイオー「あーあーあー!!くすぐったい!」
ドカッ!!
トレーナー「どぅわーーー!!……ぐはっ」
トウカイテイオー「全く…毎日毎日~!」
トレーナー「さすがテイオー…蹴りもしなやかで、強い。……ぐふっ」
第3R『ふたつの星』
ガチャッ
シンボリルドルフ「ん?」
トウカイテイオー「聞いてよカイチョー!さっきね、スピカっていうチームのトレーナーがボクをくすぐってー!…って…あれ?どうしたの?会長」
シンボリルドルフ「テイオー、扉を開ける時はノックをするんだと、前にも注意しただろ」
トウカイテイオー「ごめんなさーい。それで、どうしたの?新聞に面白い漫画とか載ってるの?」
エアグルーヴ「テイオー、今から私たちは会議…って…コラッ!」
トウカイテイオー「なになに?どこが面白いの?」
エアグルーヴ「ど、どこ触ってるんだ!離せっ」
シンボリルドルフ「特に面白いことでもないが、この記事を見ていたんだ」
トウカイテイオー「記事?えっと…なになに…『チームスピカ、レースは勝っても見事な棒立ち』…えーっ!あのトレーナー、このチームにボクを誘ってるわけー!?」
シンボリルドルフ「学園のウマ娘たる者、ウイニングライブを疎かにするなど言語道断。学園の恥だ。ウイニングライブは応援してくれた観客への恩返しでもあるのだからな」
トウカイテイオー「だよねだよね!会長が言うんだから絶対間違いなしっ!」
シンボリルドルフ「ま、まぁそれはそうなんだが…なぁテイオー」
トウカイテイオー「どうしたの?」
シンボリルドルフ「あ、いや…ンンッ(咳払い)。私たちは今からこのウイニングライブの件で打ち合わせなんだが」
トウカイテイオー「だったら、ボクも手伝うよ!会長のためなら、たとえ火の中水の中!」
エアグルーヴ「手伝いはいらないから、出ていくんだ!」
トウカイテイオー「あーあー!子供扱いしないでってばー!」
エアグルーヴ「ほらっ!」
トウカイテイオー「カ、カイチョー!またねー!」
ガチャッ…バタン
エアグルーヴ「全く…」
シンボリルドルフ「世話を掛けるな、エアグルーヴ」
エアグルーヴ「会長」
シンボリルドルフ「う…なんだ」
ドンッ!(机に手を突く音)
エアグルーヴ「どうして会長はテイオーに甘いんですか?会長が甘やかすから、いつまで経ってもチームに所属せずわがままを言いっぱなしです!」
シンボリルドルフ「べっ、別に甘やかしてるわけじゃ…」
エアグルーヴ「いいえ。甘いと思います!」
シンボリルドルフ「今日はいい天気だなー」
エアグルーヴ「会長っ!?」
ファイオー!ファイオー!(練習風景)
トウカイテイオー「もっと会長と一緒に居たかったのにー。リギルに入れば、ずっと会長と一緒にいられるけど、今は募集してないし…もう~!どうしたらいいのかわかんないよー!」
トレーナー「スペ!もっと足上げろ!」
スペシャルウィーク「はいっ!」
トウカイテイオー「ん?あれってスピカの…あっ!そうだ!スピカのライブののレベルを上げたら、会長、リギルのトレーナーにボクを推薦してくれるかも!そしたら、ずっと会長と一緒に………よーしっ!そうとなったら!」
トレーナー「今日は姿すら見当たらない…そろそろ諦めるべきなのかなぁ」
トウカイテイオー「ねぇ、ちょっといーい?」
トレーナー「テイオー!!!なんで自分から!…まさか、スピカに入ってくれるのか!?」
トウカイテイオー「違うってばー!」
トレーナー「…あっそ」
トウカイテイオー「あのさ、スピカにはウイニングライブを教える講師とかっているの?」
トレーナー「あ、いやそれは…正直言うと、困ってるんだ」
トウカイテイオー「やったー!思ってた通りー♪」
トレーナー「ん?何が?」
トウカイテイオー「う、ううん!なんでもない!」
トレーナー「ウイニングライブは、応援してくれたファンに向けての恩返しでもある。おそろかにするつもりはないんだが、俺はおハナさんみたいに振り付けが出来るわけでもないしなぁ」
トウカイテイオー「(ふーん…会長と同じこと言うんだ)」
トレーナー「ん?どうした?」
トウカイテイオー「ねぇ、トレーナーはどうしてボクをスピカに入れようとするの?」
トレーナー「それは、俺がお前の走りを見たからだ」
トウカイテイオー「ボクの?」
トレーナー「ああ。テイオー。スペに学園を案内してやったことがあるだろ?」
トウカイテイオー「うん」
トレーナー「あの時…」
~回想~
トレーナー「ふわぁ~、忙しくなってきやがったー」
トウカイテイオー「ほらー、こっちこっちー!こっちから通ると近道なんだよっ!」
スペシャルウィーク「へー、便利なんですね!」
トレーナー「スペ…と、あのウマ娘は………アイツだ!!」
タッタッタッタッ…(トウカイテイオーの足音)
トレーナー「アイツだ…!!」
トレーナー「俺はお前の走りを見た。とても楽しそうで、柔らかな走りだった。自由で、のびのびとした環境なら、あの走りをもっと伸ばせる!…そう思ったんだ」
トウカイテイオー「…覗き見してたんだ…」
ウマ娘たち「えーっ!?覗き!?(ヒソヒソ)」
トレーナー「あーいやいやいやいや!覗いてないって!偶然!見かけただけだってばー!」
トウカイテイオー「…むぅ…」
トレーナー「どうした?」
トウカイテイオー「ボクね、会長に憧れてるんだ!でも会長に子供扱いされちゃって、なかなか相手にしてもらえなくて。どうすればいいと思う?」
トレーナー「そうだな…子供扱いされて困るなら、早く一人前のウマ娘になればいいんじゃないか?」
トウカイテイオー「一人前のウマ娘って?」
トレーナー「夢に向かって真っ直ぐ走って、そして、夢の背中を追い抜いていくウマ娘だ」
トウカイテイオー「追い抜く…」
トレーナー「そんなわけで!スピカならお前の夢、無敗の三冠制覇に向けて、真っ直ぐサポート出来る!だからテイオー、スピカに入ってくれ!」
トウカイテイオー「だからそれはないってばぁー!」
トレーナー「なんでだよっ!!今の流れは完全にチームに入る流れだったろ~」
トウカイテイオー「にゃはははは!」
トレーナー「じゃあせめてウイニングライブの講師をしてくれないか??困ってるんだ」
トウカイテイオー「うんっ!いいよ!」
トレーナー「えっ!?マジで!?」
トウカイテイオー「最初は会長にアピールしようって思ったけど、なんだかスピカにちょっと興味出てきたからね!」
トレーナー「何を言ってるかよくわからんが、よろしく頼む!」
トウカイテイオー「うんっ!」
コンコン、ガチャッ
エアグルーヴ「失礼します」
シンボリルドルフ「悪いな、トレーニング後に」
エアグルーヴ「いえ、会長は私なんかよりもっとトレーニングされていますから。へばってなどいられません」
シンボリルドルフ「フッ…そうか。エアグルーヴ」
エアグルーヴ「…はい」
シンボリルドルフ「昨日、どうしてテイオーに甘いのかと聞いただろ」
エアグルーヴ「あれは…すみません、言い過ぎでした」
シンボリルドルフ「いやいいんだ。実際、私ももう少し厳しく当たるべきだと思う。私とテイオーのことを考えてくれたからこその助言を冗談で誤魔化してしまいすまなかった」
エアグルーヴ「(…冗談だったんだ…)」
シンボリルドルフ「だが、厳しくすることでことであの子の天真爛漫とでも言うべき明るさが失われるのは、良くないと考えてしまうんだ」
エアグルーヴ「そうだったんですか…」
シンボリルドルフ「自分で言うのもなんだが、私は退屈な性格だ。唯一抜きん出て並ぶものなし。彼女のこれから考えるなら、私を手本とせず、もっと柔軟性を活かせる環境に目を向けてほしいんだが…彼女は出会えるだろうか」
エアグルーヴ「…絶対はないかもしれません。しかし会長が願うなら、絶対はあるのかもしれません。それに、テイオーは子供っぽいですが、頭はいい子です。もしかしたら…その時は案外すぐなのかもしれませんよ」
シンボリルドルフ「…そうだな」
シンボリルドルフ「(憧れとは月を見るようなもの。だが見ているだけではなく、月をその手に掴む者が、真の強者。テイオー。お前がこの部屋をノックする日を…待っているぞ)」
コンコン
トウカイテイオー「ねぇ会長、話があるんだ」
今回はテイオーちゃんがスピカに入った時の裏話!
アニメでは描かれなかったけど、テイオーちゃんの想いはもちろん会長の親心というかなんというか…色んな想いがあって、それでスピカに入ったんですねー!「ねぇ会長、話があるんだ」で終わる感じもなんかいい!
それにしてもぱかラジッ、いつもお菓子もぐもぐ大会から始まるの微笑ましい…そしてトレーナーに突っ込まれるという。お昼時だし一緒にご飯とかお菓子とか食べながら聴けるのがいいですね!!
やっぱ本心は相当心配性だったんだな会長
血の繋がりには逆らえんわ